普通のおっさんの溜め息

戦前派から若い世代の人たちへの申し送りです。政治、社会、教育など批判だけでなく、「前向きの提案」も聞いて下さい。

沙漠化の国米国?と日本

2012-04-09 16:28:10 | 外交・安全保障
 ・米国の旱ばつの進行と砂漠化・途中て消滅するコロラド川・エコシステムを無視した米国人のライフスタイル・温暖化のための高山の雪の減少・消滅仕掛かっている地下水源で繁栄してきた膨大な地域・そんな米国とTPP交渉する日本
 
 私が絶えずフォロウしているどちらかと言えば米国に批判的な在日の親日米国人のブログで、沙漠の国・アメリカと言うのを見つけたので早速私のデータ・ベースに入れることにしました。
 ブログでは英文と日本文の両方が載っていますが、読みやすいように私が適当に翻訳し直しました。
 趣旨がそうなので、私の意見も最後に書きましたが、著者の意見だけは少し長いですが、良ければなるべく最後まで読んで下さい。
[沙漠の国アメリカ]
・アメリカは砂漠の国に成っている。昔からアメリカで砂漠があったが現在、急に広がっていて、アメリカの領土の大部分は砂漠に成るだろ。
・日本がTPPに参加したら、食料自給率が、現在40%位から13%まで下がるので、日本は食料を米国に頼ることになる。
・然しアメリカが砂漠の国に変わると、日本はどう成るだろうか?アメリカの農産業の将来は崩壊だ。
・アメリカの干ばつは、三つの地域に集中している。
 アメリカの大西部、大平原諸州、アメリカの南東地域だ。
a.アメリカ大西部
 アメリカの農務省で報告されている干ばつモニターによると、毎年、大西部の干ばつはひどく成っている。昨年の夏に、テキサス州、オクラホマ州と、カンザス州一部で干ばつが厳しく成り、今年の冬でもその厳しい状態は変わらない。
 ジョージア州は数年間厳しい干ばつが有り、今年はフロリダ州と南北カロライナ州に厳しい干ばつが広がっている。
 今年の夏は、アメリカにとってひどい時に成るだろう。今年の冬は破滅的と言えるほど異常に暖かい。
 大西部は昔から夢の地域で、アメリカ人に究極の自由生活と象徴している。アメリカ人は150年位前からこの地域に定住したが、とても微妙なエコシステムを理解出来なかったし、気にしなかった。彼らは単純にミシシッピー川より東の地域に同じ様な生活が出来ると思っていた。
 大西部の殆どの地形は、砂漠だ。この地域で大きい川は一つだけりコロラド川だ。80年前までにロッキー山脈から太平洋まで流れていたが。現在は海まで届かない。
 1920年代に交渉でアメリカの各州とメキシコ間で、当時の人口によって水を利用する権利の交渉があったが、当時は異常に雨が多かったことで判っているが、現在、川の水のレベルは急に下がっている。
 その当時から、爆発的に人口は増えた。例えば、ラスベガスては1940年の人口が、8,422人から現在594.051人になっている。
 アメリカ人は「自分達はアメリカ人だから」という単純な理由で、自分達のライフスタイルに限界が有るかどうか考えない、好きな様に生活が出来る、好きな様に資源を利用出来ると考えている。 (中略)
 大西部の水の大多数は、冬の間に山に降った雪が堆積した雪塊(氷原)からのものだ。昨年干ばつに困った大西部を救った奇跡の一つはその雪だが、温暖化でその雪も急激に減っている。
 もう一つの大きな脅威は森林破壊だ。温暖化で、虫はもっと北に移動し行き、次第に森林を破壊させている。
 間違った森林管理方法、温度の上昇や、森林中の人口の増加が森林火災の増加の原因となっている。大西部の森林が消えると、雨が降った水はすぐ海まで流れて、砂漠はもっと早く広ろがる。
b.大平原諸州
白人が初めて大平原諸州へ来た時は大草原地帯だった。事実はそう言うな地域は砂漠に近くなりつつある。一方巨大な地下水源、オガララ帯水層(地下水が蓄えられている地層)が発見された。
300万年前に出来たこの帯水層の水で、アメリカ人は準乾燥地帯を大切な農産物と畜産業地域に開発した。
問題は、帯水層の環境が300万年前のそれと変わったことだ。現在の水利用を維持するための帯水層の水の補給がなされてはいない。
かつてはオガララ帯水層の水を利用したテキサス州、オクラホマ州、カンザス州では深刻に旱ばつ状態にある。
ネブラスカ州で帯水層の状態はもっと深刻で、後、数年間利用が出来るけれど、それで水はすべてなくだろう。
大平原諸州は農産業のセンターから砂漠に変わるだろう。
c.アメリカの南東地域
この地域の問題はまた人災だ。基本的な問題は、アトランタ市のアーバン・スプロール→巨大なヒートアイランドの発生→干からびかけたアメリカ南東地域の発生に繋がっている。 (中略)
ある科学者達によると、フロリダ半島全体が巨大な川と同じようなシステムになっている。このフロリダ半島は、淡水の流れ圧力でマイアミとタンパの海岸大都市の存在が可能に成ってるが、 (詰まり淡水の流れだす圧力で海水の進入を防いでいる)現在、南東フロリダ州の帯水層に海水は浸入している。
論理的に考えると、ジョージア州の干ばつが厳しい場合、フロリダ州へ南向きに流れる淡水の量は減り、密度が大きい海水が帯水層に浸入する。
そのうちに、フロリダ州の海岸の大都市は新しい水源を探す事が必要に成る。しかし、その地域が大干ばつのとき、新しい水源を見つける事は不可能だろう。
アメリカの他の地域も同様、利用可能な水量は急に減り、人口は多過ぎる。
 昨年、高温度と干ばつでアメリカ全国に亙り、農産物が不作だった。
然し、この話にたいしてアメリカの全国的なマスコミは殆ど沈黙した。
このことは何も新しく驚くべきことではない。昔から、科学者は干ばつにたいして警告している。しかし、アメリカ人はその科学者を無視するか、殺すと脅しをかけるまでしている。
私は、よく、アメリカ人にとって一番大切な消費者の生活を書いていますが、国民は温暖化、干ばつの様な問題は昔から無視している。(中略)
アメリカの企業が日本にTPPに参加してし今後アメリカの農産物を買えと勧めているのは彼らの意図的な無知だ。彼らは単に科学的な真実、将来アメリカに農産物が無くなるかも知れないこと事を無視ししているだけだ。
 アメリカの抱える問題は石油の涸渇と旱ばつだ。私がネットで見る所米国政府はとても心配しているようだ。2005年のハリケーン・カトリーナで、自然災害の場合に、アメリカでは地域政府は急速に崩壊することを教えてくれた。 (中略)
 アメリカで文明を守れるチャンスが有る地域は、自然の水が有る所だ。これは、五大湖地域、東北、北西の太平洋海岸地域だ。その他のアメリカの地域は余りチャンスがないだろう。
 日本としては、食料をアメリカに頼る事は自殺行為だろう。日本の将来の為に、これから政府はいかにして国内食料生産を増やすか計画をするべきと思う。これが日本の文明を守る為に必要になって来るだろう。
[私の意見]
・TPPに参加すると否は別として日本政府が国内の食料生産を増やすのは当然です。
・TPPに就いてはこれまでの著者の意見など相手方の基礎的な情報を出来るだけ集めるのが先決です。
 日本は外国との紛争で武力が使えないし、それによる外交圧力も使えない、ODAの金額も削減、そして情報収集も外国頼りでは手も足も出ません。
 当面のTPP交渉も米国の情報頼りでは、米国が遥かに有利な立場です。
 私は安倍さんの組閣時の情報機関設置の方針が是非早急に実現することを願っています。
・著者の意見によると米国政府は旱ばつに加えて石油問題を心配しているそうです。
 日本は米国に比べて遥かに大きな石油問題を抱えています。
 そして石油入手困難に加えて原発再開問題、石油価格の高騰化→貿易収支の赤字化と膨大な国債→経済破綻の危機?などなど
 民主党政府は日本と言う国の経営手腕を問われているのですが。

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