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昨夜のテレ朝の「報道ステーション」では何時ものように各党るテーマ公約を並べて、自民党だけが浮いているのを際立たせる巧妙な反自民キャンペーンをやっていました。
昨日の場合は自民党と維新の会の外交安全保障問題だけが浮いていると言いたかったようです。
福島瑞穂さんの何が何でも護憲は例外として、共産党の外交力一本槍を始め各党とも外交力の強化を挙げていました。
然し問題なのはいかにして外交力の強化を図るかが全然論議されていません。
外野の私からみれば、非常に大雑把に見て今までの外交は日米同盟と言う名の米国追随だけです。
一番象徴的だったのは、小泉さんと安倍さんが訪朝して、拉致問題解決の道筋が見え出したとき、米国の高官が来日して日本の独自外交の道が閉ざされたことです。
当時どの新聞もこのことを報道しませんでしたが、間もなく北朝鮮の核開発を始めたこと、高官の来日はその情報を日本に伝えにきたことが判りました。
米国に取って日本が北朝鮮と仲良くなっては世界戦略上困るのです。
このことの良し悪しは別として、外交面で言えば日本は北朝鮮の核開発を知らなかったと言う大きな問題があります。
もう一つの大きな問題はブッシュさんの説く大量破壊兵器を持つイラク政府の崩壊と言う大義に小泉さんが、憲法解釈までしてイラクへ自衛隊をしましたが、結局はガセネタと判ったことです。(なお福島さんは9条のお蔭で一度も戦争をしたこともないし、人を殺したこともないと言っていますが、自衛隊のイラク派遣の業務の内。、米軍の戦略物資移送はイラクから言えば戦争行為ですし、自衛隊から死者も出さず自衛の為に発砲せずに済んだのも単なる幸運にすぎなかったのです。)
小泉さんの後を引き継いだ安倍さんは上記のうちどちからを意識したのか判りませんが、「主張する外交」の名の元で情報機関の設置を政策の一つに上げました。
私は安倍さんの政策に大賛成です。
例えば当面の問題の中国や韓国の反日教育も、尖閣・竹島・慰安婦問題もネットを使って、政府でなく日本国民の発信と言う形で、正確な情報を相手国民や世界に発信するのが、一番角も立てずに外交を進める方法です。
然し肝心の安倍さんはこのような先見性のある情報機関の設置に就いて、最近何も発言したことがありませんが何故でしょう。 (また米国からの圧力?)
今回の北朝鮮のミサイルの発射の情報も全て韓国と米国任せで事が起こったときに対応あが出来るのでしょうか。
今回のようにミサイル防衛のためにゆっくりと自衛隊の配備で良いのでしょうか。
日本は憲法の既定により紛争処理に武力は使えません。昨日も石原さんも言ってたように北朝鮮はこれを見越してやりたい放題のことができます。
米国のように武力を背景の外交も出来ません。
後出来るし、今までやって来たのはODAに象徴される経済支援と、国連などへの米国に継ぐ寄金しかありません。
その効果はどれだけあったのでしょう。国連への影響は?中国や韓国へののODAや技術援助はどぶに捨てたも同然。せいぜい中東やアフリカへの親日化に貢献くらいです。
然も日本経済の沈滞、降下?で金に頼る外交も危うくなっています。
外交安全保障・情報では唯一の頼りの米国も中国の台頭で相対的に力も低下しています。
色々考えても残るのは
・外交・安全保障には安倍さんの言った情報機関の設置により情報の収集、分析の強化により日本が自分の頭で考え主張すること
・いざと言うときは米国にも血を流してもらう代わりに日本も血を流す覚悟とその対策を考える
しかないようです。
マスコミは北朝鮮のミサイル発射、領土拡大を狙う中国による尖閣の領空侵犯の報道、中国と北朝鮮の連携と解説しています。
今こそ日本は外交・安全保障でどうあるべきか、特にそのための具体策をどうするかを真剣に考える必要があると思うのですが。
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