通常国会が召集
第180通常国会が24日、召集された。社会保障と税の一体改革を進めるため、野田佳彦首相が3月の提出を目指す消費増税関連法案の行方が最大の焦点。自民、公明両党は早期の衆院解散を見据えて野田政権を追い込む構えで、冒頭から与野党の激しい攻防が展開される。
政府・民主党は代表質問終了後、円高対策などを盛り込んだ2011年度第4次補正予算案を2月上旬までに処理した上で、12年度予算案の年度内成立を図る。一体改革と併せて、国会議員定数削減や国家公務員給与削減の実現にも全力を挙げる。
自公両党は、09年民主党マニフェストに記載のない消費増税を公約違反と批判。民主党内の消費増税反対派の動向も見極めつつ、政権を揺さぶる考えだ
[ややこしい政治環境]
野田さん:「書いてあることは命懸けで実行する。書いてないことはやらない」と言い、やらない例として消費税を取り上げた街頭演説の映像が流されたのに、今回社会保障と税の一体改革の名で増税を推進の為に原理主義とも自他ともに認める岡田さんを起用でやる気満々。
小沢さんとそのグループ:マニフェストにない増税は取り上げるのは反対と民主党政権の決定に反対。まるで党内最大野党。
自民党:消費税増税の本家なのに、同じことを提唱する野田政権を崩壊を目指す。
世論調査:民主党は政権発足時の50%から大きく変動して現在20%以下、自民党は政権陥落からずっと約20%以下をキープ。
たまたま日曜日のフジテレビの「Mr.サンデー」でアンカーの宮根さんが経済危機に陥っているイタリーでのレポートで、「同国の政権がまるで民主党と同じようなばら蒔き政策をやっているのがこの有り様だ」とコメントしていました。
私も何時も書きますが民主党のマニフェストのが仮に良いとしても、慢性的と言うか恒常的なデフレ状態での経済を無視、また一時的なものと考えて、これも一時的な埋蔵金頼りの、長期的な政策である福祉政策重点のばら蒔きの公約に当てると言う、現実離れしていたのだと思います。
詰まり中国を始めてとする後進国の発展と言う大きな経済環境の変化を見落としていたのです。
岡田さんは幹事長のときにそれを正直に認めて、公約の見直しの図ってきましたし、野田さんの政策変更もその線状にあると思いますが、彼が今日の所信表明演説でそれを率直に認めるのが上記のようなこじれ廻った政情を切り開く道になると思ったのですが、小沢さん、自民党が求めるマニフェスト違反の説明はでませんでした。
昨夜の「たけしのTVタックル」でいつもの福岡政行さんが3.6.9月の解散説を言って居ました。私は野田さんが余程ヤケクソにならない限り、民主党がみすみす負けると判っている解散はしないだろうと書きましたが、福岡さんの予想は当たったことがないとたけしさんが言うように、私の予想も外れるかも知れません。
ただはっきり言えるのは民主党バブルで生れた小沢チルドレンと言われる人達の多くは正常の状態での選挙でさえ、かなりの人達が落選すると思います。 (これも小沢さん信者の思われる人から小沢さんの選挙の強さを知らぬのかとのコメントを貰いました。)
世の中で言われる増税の前の国会議員定数削減さえも、その影響が真っ先に出るのは小沢チルドレンですから、消費税反対に搦めて反対して来るのかも知れません。
小沢さんがこれに対してどう出てくるかも問題です。
ことはみみっちい話しですがこれが政局に大きな影響を与えるのかも知れません。
前に書いたように脛に傷もつ野田さん、その足を引っ張る小沢グループは選挙が怖い、野田さんの同じ消費税増税路線を持ち支持率低迷の自民党。
これが複雑に絡み合っての国会審議。
後は関係者が国のために上手くやってくれと願うばかりです。
[次の自民党の総裁はだれか]
番組の中で国会解散に対しての(私が何度も書いてきた)自民党の体制が問題になりました。
三宅久之さん:谷垣さんでは選挙は戦えない。安倍さんが良い。
私も安倍さん首相時代から彼が一度下野しての再出馬を期待と書いて来ましたが、今の自民党の現状では彼をどれだけの人が推すでしょうか。
法政大学教授の萩谷順さん:石破さん
私はマスコミの露出度が多い自民党員の中では一番の識見と人物で、民主党の幹部との接触が多い人として石破さんが最適と思うのですがどうでしょう。
猪瀬直樹さん:石原都知事の意見を聞いたことがないが、橋下さん絡みでどう言う形かで動きだすような気がする。
石原さんが政局に絡んでくるかどうかは別にして、話しは少し逸れますが、私は日本がもしTPPに参加するとすれば、「ノーと言える日本」の石原さんまたはそれ相当の人を交渉団のリーダーに選ぶべきだと思います。
彼のように日本のためにズバズバ言える人が交渉の場に立つのでなければ、TPPに参加すべきでないと思います。
[決められぬ日本の政治]
番組では「決められぬ日本政治」の中で、橋下さんの自分の信念で決めることに、大阪府民、市民はじめ国民の支持を得ているのだと言う話がでました。
そして今日の野田さんの演説で「決められぬ日本政治」というが、社会保障と税の一体改革は絶対決めて行くと話していました。
国民は政治家に投票したら後は彼らのやり方を見守り監視するしか手の打ちようがありません。
これも頼り無い政治家と政党ですが、彼らの頑張りに頼り何とか決めて貰うしかありません。
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毎度毎度、あほらしさにコメントもできない。
衆院で過半数がなく参院はもちろんない。比較第一党で自民の総裁が総理になっても、参院で乱発した問責が自分達に跳ね返る。で、国政は何も決められずということになるね。国民には好都合じゃないか?
財務省も財政再建など旗印、本当は、かつてのように指導権を取り戻すのが目標。”有司専制”を目指しているのさ。
ま、選挙になったら、大スキャンダルが自民に起こる。もちろん、税務署を持っている財務省が刺す。
だから、予測は不可能なのだ。