<<福岡の中2同級生書類送検に対する反応>>
2月19日福岡の中2同級生書類送検に付いて投稿した。
福岡の中2同級生書類送検
これに付いて読売新聞がその動きに対する反応を報道していたが、地方版かも知れないので、報告する。
筑前町教育委員会
学校全体の問題として受け止めるよう三輪中に指導する。
自殺した森君の母親
この件についてはコメント出来ない。
中学3年の子供をいじめ自殺で亡くした父親
いじめられている子に「守ってもらえる」と言う希望を持たせる点で警察が厳しい姿勢を見せたのは良いこと。
教職員出身の教育専門家
いじめの主犯格だった言葉のいじめを行っていた生徒が立件されないのに違和感を覚える。
家裁調査官の経験を持つ大学教授
教育現場では学校だけでは手に終えない問題が起きている、警察、司法との連携がないと、子供たちを抑えられない。
いじめた側の更生の為にも法に抵触する行為は司法手続きにのせる事が重要。
教育経営学の大学教授
同級生や地域との関係に影響し、立ち直りに支障が出る可能性がある。
義務教育段階の生徒は学校の指導で立ち直されるべきで、書類送検などは悪質性を勘案して止むを得ない場合に限定されるべきだ。
教育再生会議の義家さん
今回のケースは継続的に行われたいじめに学校が対応してこなかった点に問題がある。早い時期から加害者への処置を検討するべきだった。
個々の発言についての、コメントは差し控えるが、ただ一つ違和感を覚えるのは、教育経営学専攻の大学教授の
同級生や地域との関係に影響し、立ち直りに支障が出る可能性がある。義務教育段階の生徒は学校の指導で立ち直られるべきで、書類送検などは悪質性を勘案して止むを得ない場合に限定されるべきだ。
の発言だ。
勿論これが最も望ましいことだ。
まさに2月19日の私のブログで予想した発言だ。
然し、これは今のように教育荒廃が叫ばれている世の中で、まだ昔からの理想社会を夢見て、こうあるべきだとの立場からの発言としか思えない。
そして、相変わらずの批判だけで、これに対する前向きの提言がない。
これでは、物事は一歩も前に進まない。
彼に代表される教育関係者はまだ昔からの理想的な教育を夢見ているのだろうか。
<<学校教育の理想社会と現実>>
生徒はみな良い子ばかり
→しつけ不足、荒れる子供
教師はみな良い先生ばかり
→歪んだ教育環境から育ったへんてこな先生、労働者意識に目覚めた先生
教職員組合と文部省との確執
→報告の増加→教師の負担の増加
勿論その理想社会では警察の介入など考えもよらぬ事だろう。
<<理想的な教育とその現実>>
その理想社会での理想的な教育とその現実は、思いついたものだけ順不動で上げるが、
1.個性尊重
→自分の個性ばかり主張し他人の個性を認めない生徒、規範軽視、徘徊、いじめの増加、教師の負担増加
2.生徒に優しい授業、面白可笑しい生徒を飽きさせない授業
→生徒への甘やかし、訓練不足、我慢の出来ない子→生徒の自殺の増加、飽きやすい生徒の増加、徘徊、学力の低下、教師負担の増加
3.不法行為を行った生徒へも忘れない教育的配慮(生徒に優しいとり扱い)
→やられた行われた生徒への配慮殆どなし、いじめられた子だけが転校→根絶できないいじめ
4.平等教育→みんな仲良し→徒歩競争で手をつないでゴールする、皆に百点を与えるなど
→学力低下、競争社会に耐えられない大人の形成、ニートの輩出
5.権利尊重→義務、責任軽視
→いじめた生徒の責任を問わない、自己中心の生徒、この生徒が成人し、親になり教師の悩みの種になる、少子化の危機が叫ばれても、自分の生活中心で考える若者、何事も政府など官庁の所為にする大人、ニートの輩出
<<理想論を唱える教育関係者へ>>
理想的な環境で、学校関係者が全責任をもって、理想的な教育をするべきだと言う信念を持つのは良い事だが、どうか時には、それとは別の眼で現実も見て貰いたいものだ。
ある学校では奇麗事では済ませない環境にあり、学校関係者で全ての責任を負える環境ではなくなっているかも知れない。
最近、現場主義という言葉が良く出るが、現場である学校に行って、荒れている学校で如何に教師が苦悩しているか見て欲しいし、いじめられている子やその父兄の考えも聞いて発言して欲しいものだ。
今頃になって、ゆとり教育という名のコミュニティーにぶら下がろうとする教育。
学校開放とか、住民の教育参加と言われているように、教育関係者だけではどうにもならない状況になっていると思う。
そして、どうにもならない時は、信念を曲げても警察の協力もその仰ぐ事は、生徒に法を守る意識をもたせることを含めて、教育関係者の責任と思う。
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校長は教室の秩序が保てない以上、「いじめの主犯格だった言葉のいじめを行っていた生徒」に対し退学も含めた対応をすべきだったのです。
その校長の行き過ぎをチェックするのが教育委員会ではないでしょうか。
正常な授業を阻害する生徒は、当然家庭で責任を持ってもらうところに帰結するしかありません。