爺の模型趣味

製作の記録は失敗と修復の記録でもあります。

1/72 Blackburn Skua MkⅡ(3)

2020-10-03 20:34:27 | 1/72 Skua

1/72 Octopus Blackburn Skua MkⅡ 製作

 

胴体と主翼を貼り合わせ、水平尾翼を付けて「士」の字にしたところで、重大なことに気が付きました。

主翼に上反角が付いていないのです。

実機の写真を何枚か見てみましたが、付け根付近は水平かやや下がって、主脚付け根付近から翼端にかけて少しですが角度が付いています。

このキットは、全体的に殆ど水平、翼端がわずかに跳ね上がっている程度、正面から見ると逆に垂れ下がっているようにも見えます。

貼り合わせの時にあまり気にしていなかったので、修正は今更不可能、このままとします。

浅かったスジボリを全体的に彫りなおして、カウリングを合わせてみます。

垂直尾翼のボッテリ感が目につきます。

主翼後縁はかなり削って薄くなったのですが、水平尾翼と垂直尾翼は、羽布張りのモールドが無くなってしまうので削らなかったのです。

 

カウリングは、左右貼り合わせてみると、楕円にしかなりません。

横方向に潰れていて、機首と合いません。

パテ盛して何とか丸く仕上げてみました。

 

横から見たときの機首の形状が変わってしまいましたが、このまま進めます。

機体内部色で塗ったキャノピーを付けて、主翼両端にある着陸灯部分を削ってリフレクターを付けておきます。

着陸灯には、伸ばしランナーを輪切りにしてシルバーで塗ったものを取り付けてリフレクターらしく、カバーには薄いアクリル板を上から貼っています。

キャノピーと胴体の間は、微妙な隙間ができていたのでパテで埋めています。

これでやっと塗装の準備完了です。

 

 

 

 

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1/72 Blackburn Skua MkⅡ(2)

2020-09-23 22:21:18 | 1/72 Skua

1/72 Octopus Blackburn Skua MkⅡ 製作

 

とんでもないキットに手を出してしまったようで、バリと格闘中です。

レジンパーツを除くすべてのパーツがバリを削り落とさないと使えません。

しかも分厚い。

主翼の後縁など、どっちが前だかわからないほどボッテリとしています。

上下両方とも相当に削ってます。

接着面は平らに削らないと合わせたときに隙間だらけになります。

主翼の削りが終わったところで、貼り合わせてしまいます。

この中に仕込む主脚格納部のパーツ、丸いのと四角の、も厚さ半分に削ってあります。

中でずれたり隙間が出ないように黒い瞬間接着剤で埋めておきます。

貼り合わせる前に、パネルラインを掘りなおしです。

久しぶりの星型エンジンですが、これがまたすごいバリ。

こうやって一つ一つパーツを削り出していかないと組み立てができません。

エンジンの塗装は、「71.072 Gungrey」にAKインタラクティブの「AK2033 WASH Aircraft Engine」を上塗りし、薄い「70.935 TRANSP. Orange」をかけて終了。

排気管と吸気口(?)も開口しておきます。

吸気口(?)は開口中に折ってしまったので伸ばしランナーで急遽作り直し、開口。

プロペラシャフトがなんとも情けないパーツしかないため、真鍮棒で置き換え、プロペラとエンジン裏側まで貫通孔を開け、回転できるようにしておきます。

付属のシャフト(?)は写真左下のもの。

これではプロペラは回りません。

カウリング内に0.3mmの真鍮線で三角形を作って入れるような指示になってます。

この接着がまた難しいのです。

エンジンのパイピングは今回省略。

コックピットは、1/72スケールらしくさっぱりとしています。

操縦席背当て後ろの斜めのロッドは、これもまたプラ棒で作れとの指示です。

こんなものパーツで用意してくれればいいのにと思いますが。

レジンパーツの操縦席シートが細かいモールドで感じを出しています。

計器パネルは、つや消しブラックで塗った後、シルバーの色鉛筆で計器パネルの周りをなぞって、仕上げにガラス面だけグロスクリアーを点付けして終わり。

操縦席周辺の墨入れは気持程度、ライトグレーでドライブラシをかけましたがよく見ないと判らないレベル。

ここまで結構時間がかかっています。

手強いキットです。

 

 

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1/72 Blackburn Skua MkⅡ(1)

2020-09-19 08:30:34 | 1/72 Skua

1/72 Octopus Blackburn Skua MkⅡ 製作

 

バトルオブブリテン 蛇の目側が続きます。

Blackburn Skua イギリス ブラックバーン社製の単発レシプロ複座艦上爆撃機です。

トウゾクカモメの意味だそうですが、なんとも不格好な機体です。

英国人のセンスが理解できません。

1/48のキットが欲しかったのですが、高価なものが多く、仕方なく1/72で作ってみることにします。

メーカーはOctopus、Made in Czech Republic チェコ共和国製です。

本家Airfixからは出ていないようです(残念)。

 

取り出してみて、デカールなども状態は良さそうに見えましたが、よく見るとバリがすごいことになってます。

パーツだけでなく、ランナーにもしっかりとバリがでています。

パーティングラインなどどいう可愛いものではありません。

よほど金型の精度が悪いのでしょうね。

パーツ数は少ないのですが時間がかかりそうです。

 

デカールは2002年のものですからそれほど劣化していません。

何とか使えそうですが、前作ランカスターで劣化デカールには苦労したので、できるだけ塗装で仕上げたいものです。

キャノピーはなぜか2つあります。

失敗したときのために予備なんでしょうか、変なところで親切なキットです。

車輪、計器パネル、尾輪、シートなど細かいレジンのパーツが付属しています。

パーツの切り離しと成形が面倒です。

 

 

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