旧日本海軍機とファレホでいつも悩むのがコックピット色です。
ファレホにはこれだ!っというぴったりの色が無いので、毎回適当に調合しているおかげで全部色調が違います。
前作の月光もコックピットの製作途中で調合してみたりして、結局目立ってしまいました。
そこで、ちょっと真剣に色を合わせてみようか、ということで、MODEL Art 2016年10月号に「日本陸海軍航空機塗色の色見本分析」というなんだかすごい記事があったのでこれを参考に。
誌面の下段に大きく四角く塗ってあるのが、「海軍航空機用塗料色別標準」の灰緑色カテゴリーのM1、これがコックピット色らしい、ということです。
手持ちのファレホの「グリーン」各色で色見本を作ってみましたが、やはりズバリのものはありません。
それでも、71.126 IDF GREEN が何となく色調があってるような。
写真では全く違う色のような感じですが、実際並べてみると一番近いのがこの71.126なのです。
少し暗くすればいいかと、71.265 OLIVE GREEN RLM80を足して調合してみたのが一番右。
もう少し暗くても良いかと。
雑誌の印刷面とプラ板へ吹き付け塗装したものを並べるとこんなに色の見え方が違うのか、というほど違いますが、実物は結構いい感じなのです。
誌面の解説でも、Mr.カラーの126番コックピット色(三菱系)の明度を上げてやると近い、とあるのですが、今手元に126番が無いのです。
と言う訳で、この調合色を使ってみようかと思います。
次は久しぶりにまた「零戦」!