1/72 Hawker Hurricane Mk.I & Mk.Ⅳ &Mk.Ⅱc 製作
塗装が簡単な夜戦型から仕上げていきます。
機体全体を Night で塗装、この Night は、ファレホの調合(71.057:100+71.004:30+71.050:5)です。
機首にはデカールを使わずに、タミヤアクリルの XF-7 フラットレッドを使っています。
光沢クリアーをかけて、デカールを貼ります。
このデカール、ハセガワのキットということで安心していましたが、やはり古いものなのでダメでした。
水に浸して数分間置いても、写真のように部分的に水が浸み込んでいきません。
そのため、時間をたっぷりかけて糊が流れてしまうまで置いておくか、破れる危険を冒して無理やり剥がしてみるか、厄介な代物です。
Liquid Decal Filmで薄く膜を貼るようにオーバーコートしているせいで余計に時間がかかるのかもしれません。
また、デカールのフィルム部分が厚みがあって、余白を残さずギリギリに切り取って貼ると、端がめくれてきます。
余白を残すとシルバリング、ぎりぎりに切るとめくれてしまう、どちらも困ったものです。
黒い機体の墨入れ、いつも悩みます。
AKインタラクティブの PANELINER for Black は、ほとんど白なので、ちょっと目立ちすぎ。
なので、タミヤ墨入れ塗料の Dark Gray を使うことに。
これだと少し落ち着いた感じになるかと思います。
デカールを貼り終えて、もう一度光沢クリアーでトップコート、墨入れをして、小さな部品を取り付けて、完成が近くなってきました。
端のめくれ上がったデカールのせいで、ちょっと汚い感じがします。
排気管は、ホワイトメタルのものが付属していたので、そのまま使用。
アンテナ支柱とアンテナ線を取り付けます。
アンテナ支柱は、1.2mmの真鍮線をテーパー状に削って、三角の金具は、0.2mmプラ板を適当に切って貼り合わせてます。
垂直尾翼の指示部は、キットのモールドがいつの間にかどこかに飛んで行ってしまったので、0.5mmの真鍮パイプを埋め込んでその中にアンテナ線を通す予定でしたが、断念。
いつの間にか塞がっていてどうにも入りません。瞬間接着剤で固定。
アンテナ線は、ファインリギング 0.082mmを使っています。
いつものことながら、老眼には苦行です。
脚も取り付けて、プロペラも塗装済み、つや消しクリアーを全体にかけて仕上げれば完成です。
左側面のレター「A」はデカールの貼り付けミスで破れているのではなく、こういう部分的に剥がれたような塗装だったらしく、そのままデカールになっているのです。
両主翼の着陸灯は、クリアーパーツの中が何もないので、一応伸ばしランナーを輪切りにしてクロームで塗って中に取り付けています。