センター試験が始まった。受験生の厳しい、緊張した顔が朝のテレビに並んで映し出されている。
昨年、孫がセンター試験を受けた。寒い日だった。
孫は大丈夫というものの、老人夫婦心配でならない。
気になるものの孫のこと。差し出がましく親を差し置いて孫を気遣うには気が引ける。
ただ、ただ「頑張れ」と遠くから見守るセンター試験。
何もできない老人夫婦。顔を見合わせ胸をつまらせ、ただよい成績をと祈るだけ。
試験前1月には大宰府天満宮にお参りした。孫の写真を天神さまの境内牛の背に載せ、合格をお願いした。夢のような1年前の思い出だった。梅の花も綻びかけていた。
試験の前日少しでも受験のためにとメールを送った。
寒い日が続いています。
いよいよ明日はセンター試験。
毎日の勉強大変だったでしょう。よく頑張ったね。
この1年は不安と苦しみの入り混じった年だったと思います。
でも、それは青春時代のひと時、心の持ち方です。夢と希望を持つ。結果は必ず出ます。
センター試験“へのかっぱ”平常心が大切。
あわてない、落ち着いて、落ち着いて、さらに落ち着いて“どどんといこう”!
身体には十分気をつけ、万全の態勢で試験を受けてくださいね。
祖父母の私たちに今は何もできません。だが、素晴らしい応援団です。
サムエル・ウルマンの詩を添え、大きな声で一生懸命のエールを送ります。
青 春 サムエル・ウルマン
青春とは人生のある期間ではなく、心の持ち方を言う。
薔薇の面差し、紅の唇、しなやかな肢体ではなく、
たくましい意志、豊かな想像力、炎える情熱をさす。
青春とは人生の深い泉の清新さをいう。
青春とは怯懦を退ける勇気、安易を振り捨てる冒険心を意味する。
ときには、20歳の青年よりも60歳の人に青春がある。
年を重ねただけで人は老いない。理想を失うとき初めて老いる。
歳月は皮膚にしわを増すが、熱情を失えば心はしぼむ。
苦悩・恐怖・失望により気力は地に這い、精神は芥になる。
60歳であろうと16歳であろうと人の胸には、驚異に魅かれる心、
幼児のような未知への探求心、人生への興味の歓喜がある。
人から神から美・希望・喜悦・勇気・力の霊感を受ける限り君は若い。
霊感が絶え、精神が皮肉の雪におおわれ、
悲嘆の氷に閉ざされるとき、20歳であろうと人は老いる。
頭を高くあげ希望の波をとらえる限り、
80歳であろうと人は青春にして已む。
「青春という名の詩」(宇野 収・佐山宗久著)
産業能率大学出版部
1年が過ぎた。老夫婦の孫への応援、その思い、少しは効果があっただろうか。1年たった今もわからない。
孫は元気で京都の大学へ通っている。
今朝は雪だったと京の町家の雪景色。メールが届いた。
昨年、孫がセンター試験を受けた。寒い日だった。
孫は大丈夫というものの、老人夫婦心配でならない。
気になるものの孫のこと。差し出がましく親を差し置いて孫を気遣うには気が引ける。
ただ、ただ「頑張れ」と遠くから見守るセンター試験。
何もできない老人夫婦。顔を見合わせ胸をつまらせ、ただよい成績をと祈るだけ。
試験前1月には大宰府天満宮にお参りした。孫の写真を天神さまの境内牛の背に載せ、合格をお願いした。夢のような1年前の思い出だった。梅の花も綻びかけていた。
試験の前日少しでも受験のためにとメールを送った。
寒い日が続いています。
いよいよ明日はセンター試験。
毎日の勉強大変だったでしょう。よく頑張ったね。
この1年は不安と苦しみの入り混じった年だったと思います。
でも、それは青春時代のひと時、心の持ち方です。夢と希望を持つ。結果は必ず出ます。
センター試験“へのかっぱ”平常心が大切。
あわてない、落ち着いて、落ち着いて、さらに落ち着いて“どどんといこう”!
身体には十分気をつけ、万全の態勢で試験を受けてくださいね。
祖父母の私たちに今は何もできません。だが、素晴らしい応援団です。
サムエル・ウルマンの詩を添え、大きな声で一生懸命のエールを送ります。
青 春 サムエル・ウルマン
青春とは人生のある期間ではなく、心の持ち方を言う。
薔薇の面差し、紅の唇、しなやかな肢体ではなく、
たくましい意志、豊かな想像力、炎える情熱をさす。
青春とは人生の深い泉の清新さをいう。
青春とは怯懦を退ける勇気、安易を振り捨てる冒険心を意味する。
ときには、20歳の青年よりも60歳の人に青春がある。
年を重ねただけで人は老いない。理想を失うとき初めて老いる。
歳月は皮膚にしわを増すが、熱情を失えば心はしぼむ。
苦悩・恐怖・失望により気力は地に這い、精神は芥になる。
60歳であろうと16歳であろうと人の胸には、驚異に魅かれる心、
幼児のような未知への探求心、人生への興味の歓喜がある。
人から神から美・希望・喜悦・勇気・力の霊感を受ける限り君は若い。
霊感が絶え、精神が皮肉の雪におおわれ、
悲嘆の氷に閉ざされるとき、20歳であろうと人は老いる。
頭を高くあげ希望の波をとらえる限り、
80歳であろうと人は青春にして已む。
「青春という名の詩」(宇野 収・佐山宗久著)
産業能率大学出版部
1年が過ぎた。老夫婦の孫への応援、その思い、少しは効果があっただろうか。1年たった今もわからない。
孫は元気で京都の大学へ通っている。
今朝は雪だったと京の町家の雪景色。メールが届いた。