朝は冷え込み、午後は雨と予報が出ていたがまるで違った。昨日から続いての春を思わせる暖かい青空一杯の上天気。
無精な毎日、散髪は年末以来していない。少し頭の毛、伸びている。
好天気に誘われ久しぶりに散髪でもするかとバスに乗った。
町は賑っていた。町行く人の衣装も少し明るく、春の近いことを思わせる。デパートのウィンドウはもう春だ。
理髪店に入る。歳を取り人と接する機会がめっきり減った。会話する時間も少なくなった。散髪の時、マスターと交わす雑談は大きな楽しみの一つ。しばらくは鏡の前で雑談に花を咲かせた。至福の時。有り難う。
散髪を終え外に出たがバスの時間までには少し時間がある。
バス停のすぐ前は熊本城。町から近路須戸口門はすぐ前。壮大な熊本城が天に聳えるように見えている。
熊本市では70歳以上の老人にバス運賃が2割になる「さくらカード」が支給されている。そのカードを見せれば、市の運営する施設は無料となることを思い出した。
早速運動不足もかねて、とにかく熊本城の天守閣に登ってみることとした。やさしい風がふいている。心地よい心も体も癒される。
須戸口門から天守閣まではかなりの坂と石段がある。大きな石段は姿形がそれぞれ違う。老人にとってははかなりきつい。ゆっくりゆっくり、天守閣まで息を切らさないで登れるだろうかと、気になりながら石段を登る。
熊本城の石垣は武者返しといわれ壮大かつ強固な石垣で知られている。天守閣までの道は緑の木々に覆われているものの壮大な石垣がその道をぐるりと取り囲む。まるで時代劇に出てくる風景。そこで写真を1枚。
石垣の横に梅林があった。まだ、つぼみの方が多いがちらりちらりと開いている花もある。暖かい風と爽やかな匂い。春の近さを知らしてくれる。梅の木の背景に天守閣を。写真に1枚を収めた。
歩幅を精一杯に広げないと登れないほどの大きな石と、脚を乗せるのも気になるような小さな石段を、息をきらせながら登り切りやっと天守閣の下にたどり着いた。天守閣はたくさんの観光客で賑っている。
復元された本丸御殿の下にある暗い道を通り抜けると天守閣前の広場。たくさんの観光客でにぎわう”広場”では、おもてなし隊のみなさんが手際よく整理中。外国の方も多い。
さあ天守閣に登るぞ。ゆっくりと体力を意識しながら登り始めた。城の中は1口城主の名を記した木札が立錐の余地もなく並んでいる。各階には西南の役の資料等が展示され、まるで博物館。ゆっくりと時間をかけ展示物を見て回る。
何回もここを訪れたが、新しい発見がこれほどあるのには驚いた。また、奥様と一緒にゆっくりと訪れよう。
やっと天守閣の上に着く。その眺めはたとえようもない。遠くに阿蘇の噴煙が望める。外輪山もその輪郭がほぼわかる。気分爽快。
思いつきの熊本城見物だったが、楽しかった。毎日が日曜日。家の中に閉じこもるだけが能ではない。
「思いがけない熊本城、楽しい1日だったよ」と、その日の夕食、思わぬ奥さまと楽しい会話が弾んだ。
無精な毎日、散髪は年末以来していない。少し頭の毛、伸びている。
好天気に誘われ久しぶりに散髪でもするかとバスに乗った。
町は賑っていた。町行く人の衣装も少し明るく、春の近いことを思わせる。デパートのウィンドウはもう春だ。
理髪店に入る。歳を取り人と接する機会がめっきり減った。会話する時間も少なくなった。散髪の時、マスターと交わす雑談は大きな楽しみの一つ。しばらくは鏡の前で雑談に花を咲かせた。至福の時。有り難う。
散髪を終え外に出たがバスの時間までには少し時間がある。
バス停のすぐ前は熊本城。町から近路須戸口門はすぐ前。壮大な熊本城が天に聳えるように見えている。
熊本市では70歳以上の老人にバス運賃が2割になる「さくらカード」が支給されている。そのカードを見せれば、市の運営する施設は無料となることを思い出した。
早速運動不足もかねて、とにかく熊本城の天守閣に登ってみることとした。やさしい風がふいている。心地よい心も体も癒される。
須戸口門から天守閣まではかなりの坂と石段がある。大きな石段は姿形がそれぞれ違う。老人にとってははかなりきつい。ゆっくりゆっくり、天守閣まで息を切らさないで登れるだろうかと、気になりながら石段を登る。
熊本城の石垣は武者返しといわれ壮大かつ強固な石垣で知られている。天守閣までの道は緑の木々に覆われているものの壮大な石垣がその道をぐるりと取り囲む。まるで時代劇に出てくる風景。そこで写真を1枚。
石垣の横に梅林があった。まだ、つぼみの方が多いがちらりちらりと開いている花もある。暖かい風と爽やかな匂い。春の近さを知らしてくれる。梅の木の背景に天守閣を。写真に1枚を収めた。
歩幅を精一杯に広げないと登れないほどの大きな石と、脚を乗せるのも気になるような小さな石段を、息をきらせながら登り切りやっと天守閣の下にたどり着いた。天守閣はたくさんの観光客で賑っている。
復元された本丸御殿の下にある暗い道を通り抜けると天守閣前の広場。たくさんの観光客でにぎわう”広場”では、おもてなし隊のみなさんが手際よく整理中。外国の方も多い。
さあ天守閣に登るぞ。ゆっくりと体力を意識しながら登り始めた。城の中は1口城主の名を記した木札が立錐の余地もなく並んでいる。各階には西南の役の資料等が展示され、まるで博物館。ゆっくりと時間をかけ展示物を見て回る。
何回もここを訪れたが、新しい発見がこれほどあるのには驚いた。また、奥様と一緒にゆっくりと訪れよう。
やっと天守閣の上に着く。その眺めはたとえようもない。遠くに阿蘇の噴煙が望める。外輪山もその輪郭がほぼわかる。気分爽快。
思いつきの熊本城見物だったが、楽しかった。毎日が日曜日。家の中に閉じこもるだけが能ではない。
「思いがけない熊本城、楽しい1日だったよ」と、その日の夕食、思わぬ奥さまと楽しい会話が弾んだ。