毎日が日曜日・でも多忙です!

おかげさまで、毎日を元気に楽しく過ごしています。普段の出来事、思いつくことなどフリーの立場で記録したいと思います。

ビール工場の見学

2014-04-16 18:28:38 | 日記

“毎日が日曜日”。引きこもりがちの老人夫婦。「今日の最高気温は23℃、晴れ」との天気予報に誘われ、市の中心、交通センターから無料バスが出ている嘉島町のビール工場を見学することとなった。

町の喧騒を抜け青々とした麦畑の広がる中をバスに揺られること約30分。阿蘇外輪山の近くにある工場に着いた。久々に見る広い田園風景に何か心が和んでくる。

このビール工場、ビール醸造に適した「天然水」を求めて、この地で操業を始め10年が立ったとある。ビールの醸造には水と麦それにホップ。ビールの約9割は水からできている。それにはこの地の地下水が最適だったのだろう。

阿蘇に降る大量の雨は地下水となり、10数年の長い年月をかけ熊本の地を潤している。ちなみに熊本市の水道はすべてを豊富な地下水で賄われている。そのおいしさは抜群。「水道栓をひねればナチュラルミネラルウォーター」といわれる。工場のある嘉島町は全国で唯一公営水道のない町。生活水もすべて地下水で賄われるそうだ。

広い工場内は清潔感で一杯。さすがは食品工場と感心しながらの見学で、製造過程の大きなタンクやさまざまな最新の機械設備に眼を見張った。ガイドさんの説明も丁寧適切。

最後は工場で製造されるすべての製品の試飲会。時間の制限はあるものの、試飲はいくらでも結構とあり、ついジョッキで2杯のビールを頂き、昼間から酔いが回ってしまった。このビール家庭で飲むビールの味とは全く味も香りも違う。一品の味。

ビールのおいしい飲み方の説明もあった。「缶ビールを飲む時、缶から直接飲むのと、コップに次いで飲むのはどちらが美味しい」と質問すると。ビールは泡が大切。泡はビールの嫌いな酸素を遮る役がある。直接では泡がたたない。沢山泡が立つように、シェリーシュを注ぐときのようになるべく高い位置から注ぐと美味しくビールが戴けますと説明があった。

工場敷地内のメタセコイヤの木には新芽が一杯。黄金のメタセコイヤと名札のかかった大きな木もある。樅の木にも黄色い新芽がついている。さわやかな広い工場の空気を一杯に吸って、楽しいビール工場見学の1日が終わった。

これからは毎晩楽しみのビールがずっとおいしく頂けることでしょう。

        参考 交通センター3番乗り場から、平日は3便、土日と休日には4便の無料バスが運行されています。