台風１１号の被害は全国に広がった。その台風、九州の南海上をゆっくりと北上し、四国や近畿を縦断した。その影響で１１日夜にかけて北海道や東北、関東甲信、東海などで激しい風雨が予想され、気象庁が土砂災害や洪水への厳重な警戒を呼びかけている。
四国高知県の室戸岬では１０日早朝に５２・５メートル、神戸空港では昼前に４０・６メートルの最大瞬間風速を観測。高知県馬路村１０日、１時間に８０・５ミリの猛烈な雨が降った。千葉県東庄町で１時間に７１・５ミリ、神戸空港でも６４・５ミリを観測。馬路村の１０日朝までの２４時間雨量は８６２ミリ。この台風ところきらわず全国各地で大雨を降らせている。
一方、大雨特別警報が発令された三重県。１０日夕には解除されたが、浸水や家屋の倒壊などの被害は惨憺たる状況だ。
午後５時現在、台風は、金沢市の北西約６０キロの日本海を時速４０キロとやや速度を速めながら北北東へ進んでいるとあるが、勢力はまだ衰えていない。
いよいよ開幕と期待した夏の高校野球は史上初めて２日延期し1１日の開幕となった。今の状況では果たして明日開幕できるだろうかと心配だ。
被災された方々には本当に申し訳ないが、高知のよさこいまつりは今夜８時半から開催されると発表があった。九州各地の夏祭りも遅ればせながら次々と開催されるようだ。
被災された方々に心からお見舞い申し上げるとともに、１日も早い復旧をお祈りします。