勝利を願い、待ちに待った熊本県代表城北が、今日の高校野球、第２試合で甲子園のグランドにお目見えした。対戦相手は千葉の東海大望洋。
ところが甲子園は土砂降りの大雨となり、グランドはぬかるみ、水たまりもできている。でも、１８分間の中断はあったものの試合は続行された。まさに泥んこ試合。両チーム選手のユニホームは真黒、文字もわからない。顔にも飛沫が飛んでいる。
球もバットも滑りやすい。投手はとても投げにくそう。ゴロを打っても球の転がりが鈍い。選手の守備範囲も随分狭くなっている。雨は回を追うごとにひどくなった。
いつ中止になってもよいと思われる試合だが、両チームの選手力いっぱいのプレーを見せた。
３回終了までに望洋が３点を取り、対する城北は１点。５回に１点を入れ差は１点となったが、その１点が重みとなってか城北の意気があがらない。負けを目前にしてテレビの前で何度もため息が出た。
だが、８回裏に異変が起きた、城北が、雨も味方につけたのか３点をとりまさかの大逆転。テレビの前で思わず飛び上がって手をたたいた。
城北が勝った。甲子園での初勝利。末次監督「私もこの１勝が欲しかった」とインタビューでは笑顔で答えていた。試合中も監督の笑顔は絶えなかった。監督の笑顔は、選手を励ますかけがえのない宝。この１勝、監督と選手が一丸となったコラボの成果。よくがんばった。ご苦労さま。お疲れさま。次も頑張ってください。
勝利の瞬間京都の孫から娘に電話があった。「城北の次の試合には必甲子園のバックスタンドで応援します」と。その時孫の姿がテレビに写らないないかとふと思った。一緒に応援しましょうね。城北のチームのみなさん、次の試合は力を合わせ、熊本の心意気を見せてください。
優勝も願っていますよ。