昨日朝早く、家が大きく揺れた。居間に下げたチャイムが大きな音を出しながら揺れている。地震だ。
時計を見ると午前4時16分。しかし、何も出来ない老人夫婦。そのまま揺れの納まるのを待つことしかできない。恐怖が襲った。わずか数秒だろうが非常に長く感じた。
震源地は日向灘、震源の深さはごく浅く、地震の規模(マグニチュード)は6.1、熊本では震度4を記録したとテレビに出た。当地で震度4の地震を記録したのはずいぶん以前のこと。大きな災害もなく、何事もなくてよかったとホット胸をなでおろした。
今夏の局地的豪雨は各地に大きな災害をもたらした。災害の状況を聞きながら、被災された方々には気の毒と思いつつ、どこか他人ごとのような気でいたのではと気付いた。震度4の地震のおかげだろう。他人ごとではなくわが身のことだ。と反省しきり。
今後30年のうちには、マグニチュード8から9クラスの巨大地震「南海トラフ地震」や「首都直下型地震」が約70%の高い確率で発生すると予測されている。その時は九州各地にも大きな津波が押し寄せることだろう。
去る6日には国の有識者検討会が日本海の大規模地震で発生する津波想定を発表した。最大では23メートル、到達時間も最短で1分の地域があるという。
地震や津波について知れば知るほど不安が広がる。このままではだめだとわかっている。だが、どうすればよいのだろう。先ず頼れるのは自分だけ。逃げ出すのが最善だろう。日頃からそのための対策を考えておく。そして繰り返し繰り返し反復してみる。
これではまだ不十分、今夜寝てからゆっくりと考えることとしよう。しかし、よい知恵は多分出てこないことだろう。