昨夜の⇒The Covers「郷ひろみナイト!〜ジュリー&寺尾聰ヒット曲を歌う〜」歌は、歌い継がれることでスタンダードとなり、永遠の命を授けられます。
ジュリーが出てくるわけではないけれど、楽しめました。
この番組が始まったのは私がブログを始めた2012年の翌年くらい? と思ったら、番組が始まったのは翌2013年末からで、2014年頃にはジュリーをカバーするアーティストが一番多かったのです。田島貴男、高橋優、EGO-WRAPPIN'、吉井和哉・・、一番新しくはエレファントカシマシさん。この番組のお蔭で、私がほぼ名前しか知らなかったアーティストらを知りました。
「The Covers」が始った頃には、随分遠慮のない辛辣なことをブログに書きました。何せ今よりも、ずーっと自由だったので。今はカバーする歌い手のことを少しは知っていた方がいいし、背景も含めて考えて書いた方がいいと、ちょっと学びました。こちら⇒The COVERS 「お前がパラダイス」は意外だった(2014年11月11日 )
例え誰がジュリーを歌っても、ジュリー自身ではないのだから、ジュリーと違って当たり前。歌う本人も、ジュリーの曲だと思うと緊張があるでしょうし、何よりも歌う人はジュリーのファンだからこそ歌いたいと思うのだろうし、そこには愛もリスペクトも有るからと信じられます。
昨夜の郷ひろみさんの「勝手にしやがれ」は、ジュリーへの思いも含めて、ジュリーへのリスペクトが感じられました。正直、歌声は可もなく不可もなく・・というところですが、あえて自分風に崩さず力を入れ過ぎず、真面目に歌ったところに好感が持てました。歌い終わった後の話し声が、いささか掠れていたのは、久しぶりに歌ったせい?
ジュリーと比べるのはヤボというもの。それよりも 郷さんが今の年齢になって、ジュリーをTVで歌おうという気持ちになったこと。気負わず、てらわずの気持ちになれて・・ いや気負いはあるけど肩の力は若い時より抜けたのでしょう。番組で笑顔でジュリーのことを語る、郷さんの今の心境を思うべきなんでしょう。
ただ、リリー・フランキーさんが、「ジュリーが月なら、郷ひろみは太陽」と例えていたのがひっかかる。本人を眼の前にして、忖度も有るのでしょうけど、ひろみが太陽なら、ジュリーは月という暗い影の存在じゃない、全ての事象を包括する大きな銀河系宇宙そのものだわ!
郷ひろみナイト
昭和から平成、令和へと時代を越えて輝き続ける
king of J.POP
歌謡曲の黄金時代を共に駆け抜けた、スーパースターの大ヒットナンバーをカバー
憧れの存在、沢田研二の「勝手にしやがれ」
そして大人の魅力溢れる名曲、寺尾聡「ルビーの指輪」
今だからこそ歌える2曲に郷ひろみが挑む
さらに郷ひろみヒストリー映像もたっぷりと
お久しぶりです、とソーシャルディスタンスでアクリル板を境に司会の二人は、リリーフランキーさんと、池田エライザさん。
(リリー)それでは郷ひろみさんの「勝手にしやがれ」
(元気に歌う郷さんは、特に可もなく不可もなく、いつものように声に厚み深みとか、伸びはあんまり無い。でもそれこそが郷さんの声で、勿論それでいいのよね)
(リリー)御無沙汰してます、お座りください。遠く離れて・・
(郷)とんでもない、有難うございます。
(リリー)この番組も2か月以上収録をストップして、やっとこういう形でやらせていただいています。ひろみさん、こういう機会の第1回に来ていただいて有難うございます。
(郷)とんでもないです、逆にこういう形で声をかけていただくのが、僕には有難いです・・
(と、語る郷さんの声がちょっとハスキーで、出にくそうで、もしかして久しぶりに歌ったからだろうか?)
(郷)自粛期間はひたすら家にいて、ベランダでプチトマトとパプリカを植えたのに、どう見てもししとう・・あれ?
(リリー)それきっと、ししとうです(笑)
「勝手にしやがれ」を聴かせてもらうと、この何か月か 憂鬱だったりしたことを、一瞬忘れましたね。これが音楽、エンタメの強い所ですよね。
(私はかえってジュリーの生の声が聴きたくなりましたわ~)
(リリー)ご覧になってる方も、悩みがあっても その瞬間は忘れてしまうんだろうなと思います。音楽の力なんだろうなと思います。喜びを感じながら
(リリー)「勝手にしやがれ」はエライザがまだ生まれていない頃だろうと思うけど、ジュリーがレコード大賞を受賞した、唄いながらパナマ帽を投げる、小学校に通いながら黄色い帽子を投げまくった(笑)皆、子供が投げた。
(郷)やってましたよね、僕もそこのところをアクセントとして考えたけど、僕がやっても サマになんないよなと思って、やっぱり沢田さんには敵わないところがあると思って、だったらシンプルに歌った方がいいんだろうなと思って。出来るだけ沢田さんの持ってる雰囲気というものを損なわないようにしながら、自分らしさを出して・・
(リリー)昭和の歌謡史の中で2大スター、ジュリーが月なら、ヒロミさんは太陽じゃないですか。太陽の人が歌う勝手にしやがれはこういう感じなんだなと思って。
(郷)逆に僕もある年齢になってきたから歌えるのかなと思える歌でもあるのでしょうね。もう少し若かったりすると、変に色気を出したりして、勘違いしている自分がいたのかなと思って。今だからこそ歌えるのかなと思って。ま、余りにも沢田さんの存在自体が大きかったので、僕自身がライバル視するなんて100%無かったし、常に僕の先を歩いている人でした。
(リリー)確かにこれはポップな曲だけど、ほんとに大人の色気が満ちてる曲なので歌詞なので、男の中に色気が無いとサマにならない、阿久悠さんのダンディズムの極致みたいな曲。
(郷)ほんとうにそうですね。もちろん沢田さんの中に脈脈と流れているカッコ良さ、素晴らしさを倍増させていくものがあったんじゃないかと思います。
(リリー)意外だったのは阿久さんの作詞の曲を、27枚目の樹木希林さんとの「林檎殺人事件」が最初だったんですね。
勝手にしやがれの作詞を手掛けた、阿久悠。初めて作詞を提供したのが「林檎殺人事件」でした。
以下は略、
「りんご殺人事件」で、希林さんと二人で歌う姿は懐かしくて、面白い映像でした(^-^)
郷さんの昔の映像をみていて、新御三家の中では私は郷さん派で、高校生時代ほんの一時だけど、ジュリーよりも郷さんの曲を鼻歌にして歌っていた時があったと思い出しました。
ジュリーとは違うけど、プラスチックな歌声は70年代の郷さんがリリースしていた曲調とは良くあっていて「魅力のマーチ」なんて、好きでしたわ。(^-^) 隣の席の級友から、いつもヒロミの歌を歌っているねと言われて、ハっとしました。心の中で「ジュリーファン」と訂正しました。