波風立男氏の生活と意見

老人暮らしのトキドキ絵日記

【その101】 適度なストレス

2013年03月10日 | 【保管】一寸凡師コラム
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 自分自身に対し適度なストレスを与えることは、自分の能力を向上または維持していく上で欠かせないことのように思える。脳トレしかり筋トレしかり。
 
  先日、突如として自転車漕ぎマシーンにまたがり、15km程無心で漕ぎ続けた。久しぶりのトレーニングにパンクしそうになる心臓、額からしたた り落ちる汗・・・。オリンピック出場を目指し日々トレ101
ーニングを続ける「ひたむきな若者」と自分を重ね大満足していたが、過度なストレスに反応した体は、
その夜熱を出した。日中トレーニングで意気揚々と汗を流していたオジサンが、夜は「熱冷まシート」を貼って寝込んでいるという、まさに年寄りの冷や水を絵
に描いたような凡師。男40歳、体への急な刺激は危険を伴う。
 
    今度は脳に刺激をということで、現在3つの作戦を計画中。
①息子と一緒にプラモデルを作る 
②息子と一緒にペーパークラフトを作る 
③壊れたカーステレオを自分で交換する 
 
直接体に刺激は与えないので、熱を出すことはないだろう。
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本ブログの見どころの一つ「内出小幸作品集」を久しぶりに更新。凡師コラムに花を添えてくれるイラスト、今まで分を一挙掲載。楽しいです 今日、「波風食堂、準備中です」更新。お題は「巣だつ日まで」。ご同輩には懐かしいはず(笑)
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全道版の凡師コラム

2013年03月05日 | 【保管】一寸凡師コラム

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 100回目の凡師コラムに「執筆中の3つのコラム」とあった。1つ
は職場、もう一つは本ブログ、そして「先生のつぶやき」(朝日新聞・ほっかいどう版)だ。便利な時代になったもので、こちらもまとめ読みができる。「中学校・男・40歳」はすべて凡師さんだ。月1回のレアなコーナーだがこちらも5月で2年目。20名の書き手が全道から選ばれ、凡師掲載率90パーセント超え。たぶんトップ。建前と少し違う本年が面白い。今回のお題「異動」も興味深い。凡師さんのは今回もさすがだ。

 本ブログお抱えイラストレーター内出小幸さんが、今月16日にミニピアノコンサート。本業は音楽系の人。前に一度だがピアノの腕前に接して驚いたことがある。世の中にはこういう方も身近にいるのだ。ママヨさんと聴かせていただくつもりだ。

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凡師コラム掲載の3月2日朝日新聞(朝刊)。旬な話題取り上げの土曜版「be」に、songでベン・E・キングの「スタンド・バイ・ミー」、フロントランナーにデザイナー梅原真さん。ちょうど、このCDを聴きながら、このデザイナーの仕事を「ニッポンの風景をつくりなおせ」で見ていた。競争と自己責任の対局にある「君のそばにちゃんといるよ。安心しなよ」を音楽で、デザインで、そして凡師さんは言葉で画像は、愛媛から届けられた春の息吹。とても嬉しい贈り物。

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【その100】 2年

2013年03月03日 | 【保管】一寸凡師コラム

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 100回目にあたり、凡師コラムを1回目から読み返してみた。執筆開始から2年もの月日が流れていたことに驚いた。2年前の2月といえば、あの東日本大震災が起こる前。大震災からは相応の時間が過ぎているような感覚があるが、コラムスタートからはまだ数ヶ月しか経っていない気がする。この2年はいろいろなことがあった。家族も増え、人の優しさや温かさをあらためて実感した。人生について考えるようになった。自分の役割とは何かを考えるようになった。思えば自分と対峙する2年間だったような気がする。文章の拙さは今も変わってない。迷走している様子もよくわかる。ただ、「あの時」を思い出すには、とっても良い。発信する情報であることに代わりはな100
いが、その矢印は自分にも向いている、そんな感じがする。

 現在執筆中のコラムは3本。3本とも趣が異なる。共通してるのは、迷走しつつもやんわりと気合を入れていること。そして書いてて楽しいこと。あいもかわらず執筆は「朝」。家族が寝静まっている間に、薄暗い部屋で背中を丸めパチパチとキーボードを弾く。そんなちょっと陰気な空間の中でコラムは生まれている。

    連載100回を記念して自分に送ったプレゼント。凡師家の流儀に則り、荒馬さんにもプレゼントを用意。その名も「セブンイヤーペン」。読んで字の如く、(一般的な筆記で)7年筆記できるボールペン。種明かしは明快。インクボトルが「巨大」で、7年間耐えうるペン先を使用している。1日に廃棄されているペンは1億本もあるらしく、少しでもエコに貢献、そして7年後の「今日」をどんな風に迎えているのか、ペンを握るたびにワクワクする。

    ともあれ100回。連載を支えて下さった管理人様、応援して下さった読者の方々に感謝したい。

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「日本のデザイン -美意識がつくる未来」

2013年03月01日 | 読書

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 「日本のデザイン -美意識がつくる未来」(原研哉著:岩波新書)で、この国に必要な資源としての美意識について、「もの」でなく「こと」をつくるデザイナーとして解き明かす一冊。人々の心や感情の奥底に届けたり浸透させるのが「こと」のデザインだという。目に見える「物」としてのデザインは、志す「事」の一端だとも言う。その「こと」を説明する上で、パリ発のフアッション戦略、日本の家や観光の価値、新しい素材の話が、一貫して「もの」と「ひと」なのがおもしろい。

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 学校づくりだとか、地域づくり、人づくりなんかを生業にしてきた立男には新鮮で感動物。ポスターやロゴ、キャッチコピー、出版物…なぜ学校づくりでデザインなのかを教えてもらった感じ。著者の言説は、デザインに興味関心あるなしに関係無く面白い。こういう志の立て方、持続の仕方、実現方法もあるのか。抽象的な内容を実に的確な言葉を使って表現できることに、「こと」を為すデザイナーの凄さを感じた。繰り返すが、「〇〇づくり」に挑戦されている方の大きなヒントになると思うヨ。

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日本の風景をつくりなおせ」(梅原真著)→「梅原デザインはまっすぐだ! 【日本の風景をつくりなおせ】副読本」(梅原真・原研哉)→「日本のデザイン」(本書)の順で読んできた。実践→対談→理論という感じ「俳句で綴る 変哲半世紀」(小沢昭一著:岩波書店)合間合間に読んでいる。昭和40年~平成24年まで、40年間分の句集。何とも形容しがたいあの小沢昭一的心が濃縮されたような。後書きに、「遊び半分」(の俳句)のおかげで、嘘にもイノチかかっている俳優稼業が続けられたとあり、最後に「まだ生きている一服や春隣」の一句立男の読書遍歴は「波風文庫」で本棚に陳列中。

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