コロナで今年は一度も集まれない読書交流。リアルに集まれたのは昨年11月末。というわけで、メールで1月と2月に届いた感想を掲載。この読書交流は4年目、嫌なコロナは3年目。絶対反対の戦争の時代1年目は絶対にごめんだね。
MS(女)三浦綾子さんの「母」と「天北原野の上・下」。知り合いの孝子さんからいただいた本。どちらも入院生活で読みました。『水を縫う』は波風さんご夫婦のおすすめで。
『母』(三浦綾子著:角川書店)、 母が息子を中心に自分の人生を振り返って読み手に聞かせている感じ。今そんなことがあるのかなと考えさせられた。表現の自由について考える。メディアの操作は、以前この読書会で話を聞いたことがあったが、小説に書かれて都合悪い人が、権力で人を追い詰めたり殺したり、そんなことが起きていたなんてと思った。引き込まれて★5。
『天北原野(上下)』(三浦綾子著:新潮社)、 主人公の両思いの男女が色々と邪魔されて、一緒になれないお話。2人の邪魔をした人が許せない気持ちと、いつか2人が一緒になってほしいと言う気持ちで読む。もう少し先まで書いて欲しいと感じたが(本を読んでいて私が時々感じることなので)本はこういう終わり方をするものなのかも知れない。読みごたえのあり★5。『あとりえ華』のブログに天北原野のシーンを想像させる記事(2013.9.24)を上記の本をいただいた知人から知らせてもらい読書と違う感動も味わう。
『水を縫う』(寺地はるな著:集英社)、高校生の男の子が主人公で、主人公とその家族、関わる人のそれぞれの気持ちが一章に一人分ずつまとめられたお話。お父さんも登場してるのに、お父さんの章だけ書かれていなくて気になる。主人公の男の子が、思っていることを今伝えるタイミングかどうか判断して話しているところに、大人っぽさを感じた。★5、とてもおもしろかった。
※MSさんの1月送信分です。2月分は後日掲載。
ワクチン打ってくる。顛末は裏ブログ『3回目打ちました。』参照。2回目からもう8ヶ月経ったのか。ママヨさんと同一接種日が明日の暮らしにどう影響するか。副反応が恐いよう 家事もせず、絵も描かず、テレビも見ず、新聞は見出しだけ、それでも本は読み続けている。趣味で無かったのは仕事の一部という意識だったからで、今は暮らしの習慣という一部。