今年の5月、先生の喜寿のお祝い。会場に「今の世に失われつつある清純な美しさ」と三浦綾子さんが紹介した先生の絵が並べられた。素晴らしかった。そして、もっと身近にいつも観られたら…と思った。そんな無茶な思いつきに協力してくれる人もいてA1版(594×841)のほぼ原画大のポスターが出来た。一番協力していただいたのは先生その人。今回お世話になったデザイナーの方が、「先生ができあがりをとても楽しみにしていましたよ」と教えてくれた。良かった。半年かかって年内に片がついた、肩の荷下りた。
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このブログで何度も書いたが、この先生に中学で教えてもらわなければ立男は教師にならなかった。もしなったとしてもだいぶ違う感じになっていただろう。それが良いとか悪いとかで無く、絵に詩を感じたいと願うことはなかったはずだ。教育は素晴らしく、そして恐ろしい。
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先生が土産にくれた手作り本物の羊羹。ずっしりした重さを確かめながら、「波風食堂」なあんていう老後人生も、この先生に接していなかったら考えなかったかもしれないと静かに思う。ところで、このポスター(題名「雨後」)未だ数枚ある。欲しい人は連絡を → namikazetateo@gmail.com 送るのは面倒だし折り跡がつくので手渡しに限る。
公式裏ブログ「波風食堂、準備中です」更新。最近はこちらが活発 そば用の鰊を調理中、ふと漏らした言葉に自ら「詩人だな俺って」に対し「芸人の間違いでしょ」と家計簿整理中のママヨさん。