肌色から茶に変わり黒へグラデーションする皮、繊維に沿って触るとすべすべしながら正確に計算された凸凹感や生き物特有の毛並み。内から外に張り出す力を被う皮の張り方と重さ、暗闇で何も言われず触らされたら、植物か動物かがわからない。描いたので安心して食べられる(笑)、描いて食べたら2度楽しく、2倍美味しい。
小さなスケッチブックに収めようとしたのが失敗で、野性に欠けてる。隣で大きなスケッチブックに大胆に描いていたママヨさんのに見とれた。目の前に突然現れた急峻な山。俺のは丘。絵はまとまっていれば良いというものでは全然ない。※次回、ママヨさんの筍、掲載予定
目的無く急がず心ほどいてただ街を歩くのはふだん得られない楽しみの1つ、5月がとくに良いと長田弘著『なつかしい時間』に。「自分がゆっくりと通り抜けてゆく。風景がくれる感覚、音や匂い、色彩、時の感触、そういったものから語りかけられているという深い印象。そういったことが一瞬の記憶となってまざまざと残る」(「街を歩こう」)A4版のスキャナーに乗るスケッチブック多用していたが大きいのが必要だな。チマチマしないよう、久しぶりに絵の具を使ってみよう。