ママヨのパンやさん

お爺さんは『うどん』、お婆さんは『パン』を作ってお腹を満たす波風家。マヨネーズパンを作っていたママヨさんに何気なく「カエルパンを作って下さい」とお願いしたらこんなのが。目はレーズン、唇はサラミ。このカエル君のような顔つきで笑い、「波風ブレンドコーヒー」で温かいのを頬張った。

先日無くなられた、かこさとしさん(今月２日、92歳ご逝去)のことが心にあった。35年以上前、布団に入り本を読んでいたら、隣でママヨさんが読み聞かせしていて子どもたちが歓声を上げた。絵本『からすのパンやさん』(偕成社：かこさとし作)だ。見開き頁を覗いて驚き、家族一同で大笑い・大騒ぎした。

久しぶりに開いたら「かえるパン」もあった。今日ママヨさんは、ハサミを使い「わにパン」を作るらしい。オレンジピル入りの「あんパン」が波風家の主力だが、ここにきて新作が。進歩のうどん修行に刺激されてだと思う(笑)

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『かこさとし公式Ｗｅｂサイト』をご参照下さい。どれもが懐かしくて温かくて楽しくて 前回ブログ「山を見た日」の文書を当該ギャラリーの店主さんがブログに。→ 「あとりえ華だより」

山を見た日

峻厳な岩肌と取り残された雪で、稜線がいっそう厳しい春の山。海から一気に聳えるこの山は、何て孤独で気高いのだろう。萌える牧草と未成熟な蒼い空にくっきりと浮かぶ姿で、春の訪れを柔らかく知らせてもくれる。知人の展覧会を見に行ったギャラリー入り口で自分だけに声をかけてくれたような贅沢感。誠実で品のある香りする絵を「お前はちゃんと感じたか」と山に言われたような気が。

去年の今頃、丘でヨモギを摘み、海で流木拾う。波打ち際の丸太に腰を下ろしてパンを食べていた時、知人の訃報を聞いた。昨日、流木で外水栓を工作し、草餅の残りをあんパンにして食べようと話した。夕食は「あれから１年」の話になった。

今日は、１年分のヨモギと工作材料を摘みに、また丘と海に出かけよう。パンを持って行けたらいいな。海と山を眺め静かに食べながら思い出に浸ろう。

ドイツからのお土産

お土産をいただいた。ベルリンで仕事をしている方から。「料理が好きだと(波風三郎君から)聞いたので」と調味料を。手品のように、色々なのを袋から取り出してテーブルに並べてくれた。近所のスーパーで買っても結構重いのが、遠くドイツから運ばれたと思うと感慨深い。レンズ豆はスープに、アップル＆マンゴーはヨーグルトに、西洋ワサビは胡瓜に…して食べてみよう。

久しぶりに帰省した三郎君の雰囲気が前と少し違うのは、この友だちの影響だろう。「立男氏と三郎君の書く文章(文体)がとてもよく似ている」と言われ、第三者の介在で親子の関係が客観化されるんだ、と思った。文章を書く仕事をされているらしい。

親子という人間関係、それに少し加えられた調味料が、材料は同じでも美味さを引き出していただいた感じ。初めての出会いなのに懐かしいような、落ち着いた人物に。そんな出会いが一番嬉しいお土産。

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公式裏ブログの方を久しぶりに、「鍋を修繕する」で更新 トーンが同じだなあ。レスリング、そしてアメリカンフットボールの問題発覚後の対応。逃げ回りと誤魔化し。現政権の卑怯な手法がこんな反道徳を如実に広げている参照ブログ「波風三郎君からの手紙」(2012.3.26)

『今日のおすすめ 黒板』など作る。

左画像は、腹筋鍛える器具の残骸活用の『波風食堂 の連絡黒板』。「今日のおすすめ」とか「今月の開店予定日」などに。板材(ランバーコート)に黒板塗料、ロゴとマークは彫り込んでミルクペイントで着色。海で拾ってきた流木を上にあしらって。

右上は親戚に頼まれた鍵かけ。サイトで見つけたデザインをもとにしたコピー作品。灯台と住宅。物干しに洗濯物も。それが面白くなり、右下の「崖っぷちの波風集落」作る。家々の屋根は空き缶使いトタン風、錆釘と針金の着色で安全対策(住民が落ちないよう)し、海に行き来できるＵ字形の手すりも。波風家の旗を誇らしく掲げたりして(笑)。これも流木使って。

晴れたら寒く(日本で一番寒いんでないかい？)、温かくなったら雨が降り、工作小屋(来月から「食堂小屋」)に籠もり一日遊んでる。ちょっと粋で淡泊で、しみじみというか情緒的というか、そんな温かさが好きな波風氏だ。

『コーヒースタンド』作る。

画像(左)は、Ｕ字形の建築金具でコーヒードリッパーを支え、淹れたコーヒーをサーバーに落とすコーヒースタンド。ただそれだけでも自作につきかわいい(笑)。画像(右)はその背面で、ペーパーフィルター保管に凹字形金具と板材を使って。板を前後させペーパー量に対応。間抜けな顔に見えてこれまたかわいい(笑)。

「波風食堂」の備品。自宅の方はもっぱら文通友だちが作ってくれたのを愛用。この夫妻に習った『正しいコーヒーの淹れ方』で俄然「自宅コーヒー」が変わった。湯の温度、淹れる時間、豆の選び方や保存方法…。さすが、専門家。あっ、この店に豆頼むの忘れてた。

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ヒントは、サイト『ピンタレスト』。前に、東京オリンピックのロゴデザイン盗作騒ぎで有名になったデザイナーの「『ピンタレスト』にアイデアはいくらでもある」がきっかけ。世界中のプロの作品が並び質が極めて高い。昨日の全一日、拾ってきた流木で飾り物を工作。身近な材料で暮らしを面白く、だ 今、裏ブログを「母の日 詩」で更新。一昨日「大貫妙子 『春の手紙』」で更新済み。