私見 9月入学(下)
(6/2記事から続く)
教育現場で最も不安なことは、先が見通せないことだと思う。年間の計画は前年度のうちから決まっている。学校全体の行事等の調整をしながら、一番大事な授業の計画を練り直す。昨年度の積み残しもあり、それは決して楽な作業ではない。そんな中で先生方は、フル回転で今子どもたちには何が必要かを考え続け、オンライン授業や授業DVDの配布など、様々な方法を実践している。子どもたちや保護者の不安を汲み取り、それを解決することはそもそも教員の大事な仕事の1つだ。先の見えない中でも、自分たちが不安を見せてはならない。そう思って教育の世界では皆が奮闘していることだろう。
甲子園やインターハイをはじめとして、文化系の大会や中体連や少年団、学校の行事など、多くのものが子どもたちから奪われてしまった。この先どれだけ時が過ぎても、今を振り返ったときに笑い話にできる日など来ないかもしれない。自分たちだけが損をしてしまったと、思い続けてしまうかもしれない。こんなに悲しいことがあるだろうか。けれども子どもたちは、「仕方ない」と涙を堪える。唇を噛み締める。一緒に痛みを背負ってくれた子どもたちからせめてこれ以上奪われるものがないように、私は子どもたちの「今」を考えられる社会であってほしい。私たちと一緒に社会を作る子どもたちも自分たちの意見が言えるまでに落ち着いてからでも、9月入学の話は遅くないだろうと私は思う。(終わり)
【波風氏談】ケイコさん初の社会問題記事。こういうのを庶民が安心して次々に発信できる世の中でなければ 厚労働省から、やたら指示の多い説明書付きマスク来る。庶民の地口言葉遊び「アベノマスク」が、政権の本質を露わに。
大きなルーペで見たところ、複数のゴミ?が付いていました。
茶色っぽい綿状のもの、細長い黒いもの…
気持ち悪くて使えません。
これで検品したというのだから不思議です。