道神面とは、悪霊や疫病などを防ぐ神様として峠や辻・村境などの道端に祭られている「道祖神」をモチーフにした木彫りや張り子のお面。信州、安曇野あたりの道祖神がモチーフと何かにあった。20年前、その地に旅行しその石像を目にしその愛らしさ微笑ましさが記憶にある。この紙張り子の面、凶暴というか怪異で似もつかないのだが。
壁に飾ってあった面、部屋の掃除が必要かなあと思いつつ目にとまり、これを描き納めとする。クレパスとクレヨンと木炭、塗りと削りを繰り返し「これ以上やるとちょっとなあ…」というところで終わる。男女性器をかたどり五穀豊穣を祈願する祭器は全国至る所にあるらしいが、この面もその一つらしい。今回、サイト検索したらそんな説明があった。年末年始にふさわしい。
来年秋に展覧会の予定あり、少し真面目に描いていこう。
「遠い山なみの光」(カズオ・イシグロ著)読み始める。息子が電話で「良い本だよ」と言うので 公式裏ブログ、「雑踏の消えた年末」で更新。この表ブログで何回かこの辺の心境を書いているなあ市立図書館に通じる小川沿いの道、小さな鉄橋を見に行く。前は遠くの違う鉄橋を描いたが、こちらは目の前に黒く細い小川に丸く積もった雪、鉄橋の冴えた緑色、支えの灰色のコンクリートがある。