某政治家の「産まない方が幸せ 勝手だ」「子をたくさん産んで 国も栄えていく」発言で、このコラム(6/14朝日新聞 生活欄)を思い出した。再読し、生物・哺乳類全体からみた人間の割合の少なさと、哺乳類の8割が人間の都合で消されたところで立ち止まる。後半の「野生の哺乳類すべてを足し合わせたより ヒトは一ケタ多い」にも驚く。こんなこと、聞いたことなかったよなあ。
鹿、熊、アザラシなどの野生が人間より一桁少ないとは。ヒトは人間に迷惑な生物を一気に消滅させ食べ続けてきた。だから自分もこんなブログを書けるわけだ。家禽や家畜に限らず犬猫も大量に飼育されているが、こうした都合の良い生物支配が、想像を絶する地球的な破滅に向かわないと言えるのだろうか。政治家がヒトの割合を決めつけた「失言」で、野生動物に限らずヒトの増減を強制する未来を妄想してしまった。ヒトが消滅させる生物にいつかヒトが対象になるような。