波風立男氏の生活と意見

老人暮らしのトキドキ絵日記

4月末の読書交流会案内

2024年04月22日 | ご連絡

回数だけ節目ですがいつもと変わらず、次のように開催します。

■場所:まだ寒いので波風家本宅
■日時:4月28日(日)14:00~16:00終了予定
■参加費:お茶代200円
■交流:読んだ本が、①どんな内容、②その感想、③5段階評価で★いくつか。
■その他
・準備の都合もあり、参加希望ありの時に以下にメールでご連絡ください。
 → namikazetateomail.com
・聞くだけ参加も歓迎します。


この頃小説を読んでいないので、AIが教えてくれた「波風立男氏に文体の似た小説家」から、恐れ多いが江國香織さんという一度も読んだことの無い方の本を読んでみよう。短編だから交流会には間に合うだろう  この交流会に参加してみたいなあと思いつつ、敷居を髙く感じたり、知っている人がいないからなあなんて二の足踏んでいる方がきっといるはず。そこらは自分で解決して靴を履いて波風宅に向かってください(笑)TVドラマ『舟を編む』が昨日終わってしまった。話が面白く、役者が上手で一人一人に愛着が持てた、こういうのは久しぶり。仕事の描き方が秀逸。

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漫画『東京ヒゴロ』を読む

2023年11月07日 | ご連絡

1年1冊、2年で3冊完結の松本大洋作『東京ヒゴロ』読む。大手出版社をやめた漫画編集者が理想の漫画雑誌を作るために奔走するドラマらしいドラマは無いが熱い想い伝わる漫画。漫画に対する哲学を濃厚に感じるのは、すべてのコマがペンで丹念に描かれているから。スクーリーントーンも最小限しか使わず、雨脚も街並みもアパートの片付いていない仕事部屋も、じっくり見るに値する。どこを開いても作家の呼吸や拍動がある、白黒のイラスト集のよう。瀟洒た軽快なマンガでなく、力勝負の圧力を受ける漫画。読み飛ばせない持ち重りする文体の小説に似ている。

松本大洋は、30年前に『ZERO』で驚き、『花男』『鉄コン筋クリート』『ピンポン』、『Sunny』と感心して読んできた。その世界に引き込む力は、暴力的とも情緒的とも言える詩情。絵本『かないくん』(谷川俊太郎作、松本大洋絵)で、作者の色彩感覚が好ましく絵柄が詩だと感じた。「死を重々しく考えたくない。かと言って軽々しく考えたくもない」という主題に迫る見開き頁の色調と図柄がとても印象的だった。絵画とイラストと漫画を区別する必要なんか無いなあと思った。
漫画世界外からも高い評価を受ける作者だが、『東京ヒゴロ』はそういう評価にあぐらをかかず独りよがりの信念や満足感にも陥らない漫画を描き続ける宣言のように思った。人による好き嫌いがあっても、否定出来ない漫画だからこその心を揺さぶる凄みがある。それも最初から。

捨てないし売らない漫画、マンガ棚でなく画集の隣に並べたくなる。こういう感じは、『漫画家残酷物語』の永島慎次、『ねじ式』のつげ義春に似ている。ドラマらしいドラマはないのに、絵が見せ、吹き出しが読ませ、繰り返し開かせる磁力がある。


【続々 もの言えば】前回記事で言いたかったのは、自分と縁のある人が悪く言われたら(それが本当かどうかは問わず)、「そんな人ではない」と言えるだけの人間らしさは持ち続けたいということ。後で自分が間違っていて謝ることになっても。文句を陰で言わず本人に直接言うことと意味や勇気の度合いは同じ。これをやっと思い出した。波風立男の名前に恥じずこのぐらいのプライドは揺るがずに暮らしたいなあ。

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間違い探し

2023年02月17日 | ご連絡

イラスト「散歩の踏切」、どうも納得いかない1か所あって、再び散歩して確認してきた(たまたま買物に行った時に)。すると、やっぱり間違っていたので描き直した。どこかわかるかなあ?

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読書交流会 中止のお知らせ

2022年03月29日 | ご連絡

月の読書交流会は中止しました。来月は4月24日(日)14:00~に予定しています。都合が付けば、来月中旬までにメールで読書感想を送って下さい。【→ namikazetateo@gmail.comまで】本ブログに掲載し交流したいと思います。



アカデミー賞授賞式で、米国俳優が妻を侮辱したコメディアンの頬を叩いた騒ぎ。叩いて当然、叩かれて当然、俺もそうすると波風氏。脱毛症で苦しんでいる人を笑うジョークなんてありえない。俺なら、放送禁止用語は使わないが謝罪なんかしない 愛車波風号が修理から戻ってきた(感)、見積もりより2万円安かった、そのせいか血圧が最近になく安定(笑)昨日のバス体験も楽しかったが、庶民の幸せは身近なことだなあ。

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読書交流会【中止】のお知らせ

2022年01月23日 | ご連絡

月30日に予定していた読書交流会(第30回『ほんのおつきあい』)を中止します。残念ですが、コロナの再拡大と旭川往復予定があり仕方がありません。ついては、下記のようにメールによる読書交流を行いますので都合のつく方、ご参加下さい。

 

【メールで参加する読書交流のご案内】
メール(⇒ namikazetateo@gmail.com)で、2月7日までに、①3冊以内(1冊でも良いです)、②簡単に内容紹介、③自分の感想、④5段階評価して送信して下さい。本ブログ内の『読書交流全記録』掲載記事を参考にして下さい。お待ちしています。

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