(昨日からの続き)
ワクチン接種で庶民どうしの争い無いのが幸いだ。インドの酸素ボンベの奪い合い、いよいよになれば他人事ではないなと思った。それにしても足下は、商売は休業か閉店、変わらない満員電車、あきらめるより仕方ない学校生活を我慢している。我が国庶民の道徳・倫理は間違いなく先進国のそれ。だが、ワクチン摂取率はまぎれもなく後進国(日経新聞 5/28現在、2.43%、307万人)。
半藤利一著『昭和史』で、勝ち目無しの戦を「神国が負けるはず無し」の精神論で延々続け、反対者は牢にぶち込み、どうしようもなくなった敗戦を庶民だって責任あると『一億総懺悔』と洗脳し、昨日までの鬼畜敵国に完全追従し民主主義だ、平和だと真逆の弁を恥じない。これ、 バカの一つ覚えの「安全安心のオリンピック開催」とピタリ重なる。過去に学ばず歴史を後退させる国を『後進国』と言うのかもなあ。『東京オリンピック変異株』で、日本が暗黒世界の先進国にならないよう祈るばかりだ。
コロナ前から自称『積極的引きこもり主義』の波風氏だから、今の状況に不安増しつつ主観的には有意義な過ごし方を引き続き修行中。この5年間、暮らし方に変化無く暇なくて忙しいのが我ながら面白い。30年間自宅から出ず庭で過ごした、映画『モリのいる場所』の仙人的な熊谷守一氏に近づいてきた気もする(笑)。言われないと風呂に入らず髭も剃らないが、なかにし礼氏の言葉で男の色気は清潔が前提を、正しい巣ごもりのあり方3番目ぐらいにそっと加えた。
前からこいつは怪しい奴だと感じていたテレビ世界の住人はだいたいオリンピック開催支持。姑息なアピールが実に小賢しく腹立たしい。黙っていれば良いものを。朝日新聞が中止を主張。昔、朝日は戦争鼓舞の旗頭だったなあ 食と住に少し偏っていたから「衣」も意識してみよう。衣替えの季節だし。