色鉛筆BOXと小物BOX。元は、ママヨさんのお母さんが長年使っていた裁縫道具箱。前者は、花や野菜を前にしてスケッチブックでイラスト描く時にとても楽になった。本数が多いプラケースを2階から落とさないように抱えて運んでいたが1度でOKに。後者の小物BOXは何に使うかはこれからだが、ママヨさんと波風氏にそれぞれ渡った。蓋のツマミを、乾燥させた小枝で作り(2つに割り、下半分をネジで固定し、上半分を接着剤で密着し(あたかも小枝がさりげなく置いてあるように見せている)、木工用ワックスで磨いた。ご飯も食べずに工作していて楽しくて仕方ない波風氏である。
モノというか道具を作るのは連綿と続いている祖先の遺伝子から来ているのだろう。作る時に、「こういうふうにしたいなあ」という古代人の心を縄文式土器のデザインに思う。暮らしの役に立つだけでなく、その頃の精神というか世界観が投影された形になっているのだろうなあ。
最近のモノづくりの関心事は自分のカラダである。今あるモノを工夫して大事に使う、自分の考えるデザインに近づける、そんなことが実に自由にできて一番身近なモノ。もう遅いかもしれないが、そんな感覚が少し湧いてきた今日このごろだ。