スーパーで丸鶏(羽と頭、足先と内臓除いた丸のまま鶏)見つけた。春頃にテレビ見た土井善晴さんの『丸鶏スープのラーメン』を思い出した。いつかは、の思いで「きようの料理5月号」も買っていた。市販スープの素でなく、本格的なのを1度作りたかったかった。自作チャーシューに負けないスープだ。前に家で、ゼミの学生が丸鶏一羽使ってローストチキンに挑戦し「こんなの自分たちで作れるんだ」と一同感激して食べたことも頭にあった。
さて、土井さんの丸鶏スープの結果報告。ただ一言、何とも言えない深い味。材料の干しエビを干しホタテ貝柱に変えた以外、レシピ通りにやった。鶏に塩を擦り込んで1時間、鍋に付きっきりでアク取り50分、計2時間。ちなみに丸鶏一羽、消費税込みで千円少し。火加減調節を誤り少しスープを濁らせてしまったが、スープも、出汁がらのはずの鶏肉の味も「なるほど こういう味なのか」と納得。渾然一体の妙。渾然一体と打ったら「婚前一体」と出た(笑)
昨日、この夏一番の暑さ。ラーメンは後日とし、丸鶏肉と胡瓜を盛り合わせ、青梗菜(ラーメンと同時に茹でる)を添え、練り胡麻を使った辛みだれをかけた『棒々鶏冷麺』を作る。素人の作とは思えない味。食後のコーヒーとデザート付きで全品500円予定の「波風食堂」で、800円は取れそうな一品。嘘ではないぞ。※ごまの辛みだれ(2人前)【練り胡麻50グラム、酢大サジ3、醤油・砂糖-各大サジ1/2、丸鶏スープ大サジ1、ラー油大サジ1/2、塩少】・・・自家製スープ無ければ(普通は無いよね)顆粒スープで作って自家製冷やしラーメンのタレも可。
最初、一糸纏わずピタリとも動かず土下座している丸鶏を前に、「君のすべてを僕は一つも無駄にしない」と臨んだ今回。挽肉やブロック肉とは気持ちが違う。敬虔な心でいただく夏の夕方。鍋の中の鶏が気持ちよさそうに温泉に浸かっている風情。青い鉄線がやっと咲き始めた。
今日の記事は裏ブログ的内容につき、向こう側を表ブログ風に書いておこう。