Twilight Walkingの終点は東京駅。
赤レンガ造りの駅舎が完成したのは大正3年(1914)ということなので、今年92歳。
東京駅周辺の高層ビル化計画が持ち上がった1987年には、取り壊しの危機に瀕したりもしました。
「赤レンガの東京駅を愛する市民の会」が発足し、駅舎保存のための署名活動が全国的に展開したことは周知の通り。もちろん私も署名しました。
http://www.toshima.ne.jp/~akarenga/
現在は重要文化財に指定されています。
そんな東京駅も、今夏から復元修復工事が始まりました(完成は2011年の予定)。
それに伴い、今年3月末で東京ステーションホテルは営業を休止(5年後に再開予定)しています。
クラシカルな風情がなんともいえない、何度も宿泊した大のお気に入りホテルなので寂しいかぎりです。
駅構内から見上げるホテルの客室の窓にも灯りはない。
心なしか周りの情景まで寂しげに目に映る気がします。
廃墟?となったホテルに住みついていた黒猫がいたんです。
駅を利用する人たちが毎日餌をあげていたせいか、人に慣れていて、だっこしても全然いやがらなかった。
そのうち子猫が産まれて(4匹見ました。全部真っ黒)、毎日ホテルの入り口前を通るのが楽しみでした。
でも、修復工事準備のため6月から通路にシャッターが下りてしまって…。
中の様子が全く伺えないので、猫ちゃんたちが気がかりです。
あれでは餌も貰えないし、外にも出られないよ。
まあ閉じ込められてるなんてことはないだろうけど…。
人馴れしていたから、誰かやさしい人にもらわれていればいいんですが。