銅葺きの屋根の本堂(と、お寺ぬこ)
鎌倉ツリープ
*猫と洋館と枯山水
3年ぶりの浄妙寺。
拝観料100円を払うと、料金所のおばちゃんが人なつっこい笑顔で「ガーデンテラスにもぜひ寄ってってね!」。
足元に目をやると、それぞれ毛色の違う3匹の猫たち(お寺の飼い猫)が、仲良く並んで座りこちらを見ている。
旅館の玄関先で客を出迎える仲居さんみたいで、なんとも可愛らしい。思わず私も笑顔になる。
鎌倉散策のごくありふれた情景に心が癒されます。
山門
1188年、鎌倉幕府の重臣である足利義兼により建立されたと伝えられます。
当初は極楽寺と呼ばれる真言宗の寺院で、義兼の子‐義氏の時代に臨済宗となり、寺名も「浄妙寺」に改名。
足利氏が栄えた室町時代には23の塔頭を備える大寺院でした。
現在は、1756年に再建されたとされる本堂、客殿、庫裏、収蔵庫からなり、本堂左手に枯山水庭園、茶室 喜泉庵もある。
鎌倉五山第五位。境内は国指定史跡。
喜泉庵から眺める枯山水
トリップアドバイザー
それにしても、このお寺はどこを見ても本当に手入れが行き届いていて感心してしまいます。
拝観料200円では申し訳ないくらい。
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■浄妙寺
□9:00~16:30
□駐車場あり
□鎌倉市浄明寺3-8-31
□0467-22-2818
※「太刀洗行き」「金沢八景駅行き」の京急バスに乗り「浄明寺」で下車、徒歩3分
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お寺の奥にドーンと洋館(石窯ガーデンテラス)が建っているというロケーションが非常に面白い。
しかし、喜泉庵の苔庭の凛とした佇まいは、ガーデンテラスとは対照的に、日本ならではの「侘び寂」を感じさせて素晴らしい。
2013/04/13 画像2点差し替え