ナンシー・Chang!のおいし~生活

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ボージョレー・ヌーヴォー祭り2006@丸山亭【閉店】

2006-11-20 23:51:27 | イベント

会場は丸山亭

*「新酒が主役」の美味しいイベント!

11/16~19日まで、鎌倉の老舗フレンチ 丸山亭にて、毎年恒例の「ボージョレー・ヌーヴォー料理フェア」が開催されました。
珍しいロゼを含む10種類の新酒を美味しいお料理と共に楽しんでしまおう!という、地元のワイン愛好家にとっては重要なイベントです(笑)。
今年のボボージョレー地区は変化に富んだ気候で、記録的な猛暑となり乾燥していた7月の後、ちょうど葡萄が水分を欲しがる8月に入ってから雨が続き(気温が下がり)、9月には好天に恵まれ―と、まさにヌーヴォーにとっては最高の条件となりました。

というわけで、たっぷり楽しんできた今年のボージョレー・ヌーヴォーをご紹介します。

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■Georges Dubceuf
(ジョルジュ・デュブッフ)
地元の地酒に過ぎなかったボージョレーワインを一代で世界の名ワインに仕立てあげ、今日のボージョレー・ヌーヴォーブームの仕掛け人。

北のコート・ドールの銘醸やボルドー・メドック地区の名酒の模倣を一切せず、伝統的な醸造法を用いて、ボージョレーという土地でしかできない、ボジョレーならではの味わいを世界に知らしめた「ボージョレーの帝王」です。
華やかなラベルでお馴染みのヌーボーはこの時期コンビニでもお目にかかる定番中の定番。お値段が良心的な点が一番の魅力?ちなみに、フランスではポール・ボキューズのお気に入りヌーヴォーとして有名だそうですよ。

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■Bouchard Aine&Fils
(ブシャール・エイネ・エ・フィス)
会社の設立は1750年。販売業者でありながら、葡萄畑の管理、ワインの貯蔵熟成、瓶詰めまで―ワイン造りの全工程を手掛ける、ボーヌで最も由緒あるネゴシアン・エルヴァールです。G・デュブッフと並ぶ定番ヌーヴォー。

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■Dominique Lauren
(ドミニク・ローラン)
「新樽200%の男」ドミニク・ローランのヌーヴォー。信頼できる造り手から樹齢30~40年の全て手摘みの葡萄を購入し、自分自身で醸造、「SO2無添加、樽熟成、ノンフィルター」を採用。葡萄は除梗・破砕をせず、醸造過程で酸化防止剤を一切使わない、伝統に倣ったシンプルなワイン造りの全工程を社長自ら行っています。

独特のポリシーと哲学の下、樽での熟成にこだわり、1989年の初ヴィンテージ以来「ブルゴーニュで最も素晴らしい赤ワインの造り手」と称えられるドミニク・ローラン氏は、なんとパティシェだったそうです!で、このワイン。どこがスゴイのかというと、日本からの要請で造られたものなんですと!つまり「日本でしか飲めない」ヌーヴォーです。年に1度のお祭りにはピッタリじゃないですか。

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■Domaine Des Cellers
(ドメーヌ・デ・セリエ フランク・サンカン)
ボージョレー地区の最良生産地レニエ村にある、家族経営の小さなワイナリー。

葡萄作りからワインの瓶詰めまでを全て自力で行う「ドメーヌ」タイプのボジョレーワイン生産者として、フランク・サンカン氏は非常に高く評価されているようです。目を見張るような鮮やかなチェリーレッド、カシスにも似たフルーティな香り。ヌーヴォー特有のフレッシュでジューシーな口当たりの後に、豊かで複雑なコクを感じさせる1本。G・デュブッフやブシャールA&Fではもの足りない人にお薦め。

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■Domaine De Fontaban

(ドメーヌ・デュ・フォンタバン)
ボージョレー地区北部、ヴィラージュ格付けのヴォールナール村の葡萄畑は、面積僅か0.85ha。隣接するフルーリーとほぼ同様の土壌を持つという、非常に恵まれた環境です。栽培は厳格なリュット・レゾネ(化学肥料や除草剤を一切使用しない有機農法)、醸造方法は、炭酸ガスを強制注入する方法ではなく、全房発酵により自然に発生する二酸化炭素を密閉して造る、伝統的な「マセラシオン・ナチュレ」です。手間暇を惜しまず丁寧に醸造されたヌーボーは、新酒とは思えない凝縮感に溢れた、なんとも高貴な味わい。
古酒特有の豊かな香りも楽しめます。

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■Ch. Des Maradore Paul Beaudet
(シャトー・デ・マラドレ ポール・ボーデ)
ボジョレー地区のほぼ中央「サン・ジュリアン村」にあるシャトー・デ・マラドレは、1860年創立という歴史あるシャトー。18haほどの小さなモノポール(自社畑)のうち10haをヌーボーに充てています。
醸造 はセミ・カルボニック・マセラシオン。除梗せず、房ごと5日間かけて低温で醗酵させ、10月末まで一部を3050hlのオーク樽、一部はタンクで熟成。自社畑のブドウのみを使用してつくられた、限定生産の元詰めヌーボーは、豊かな凝縮感を持ち、アロマティックでエレガントな余韻がとても魅力的。
現在では樹齢も高くなった上に、厳しい収量制限をしているので、毎年高品質が期待出来るそうです。
「一味ちがう」ヌーヴォーをお探しの方にお薦め(黙って飲ませれば新酒だと気付かない人もいるでしょう)。

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■Cuvee Du Centenaire
(キュヴェ・サントネール ルイ・テット)

私の2006年No.1ヌーヴォー(現時点のね。まだルイ・ジャドー飲んでないし)は此方!
↑のマラドレ、自分で購入したうさちゃんも捨てがたいけど、新酒とは思えないパワフルなアタック(南イタリアのワインみたい!?)に敬意を表し、キュヴェ・サントネールに決まり。
Centenaireは“100年”という意味。このヌーヴォー、なんと樹齢100~110年のガメィから造られるんです。
濾過も清澄もしていません!このワインのためだけに手入れを行う、特別な葡萄畑からの貴重なヌーヴォーです。
フレッシュ感を楽しむボジョレー・ヌーヴォーとは正反対の、パワフルでボリューム感のある味わいが魅力。
飲んだ後、しばらく消えないベリー系果実を思わせる甘酸っぱい香りがたまりません

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■Mommessin Vandange
(モメサン・ヴァンダンジュ) 
○印は、1.収穫日、2.シリアルNo.、3.生産本数。「ヴァンダンジュ」とはフランス語で「収穫」を意味します。収穫された日をワインの名前にしちゃうのです。最も葡萄の熟した時期を逃さずに収穫し、最良の状態で醸造したという、生産者の絶対的な自信がうかがえるヌーヴォー。

世界にひとつだけのラベルが所有者の独占欲をくすぐります。日本人は「限定」というキーワードに弱いからなぁ(爆)。十分に熟成させた赤ワインからタンニンの重さだけを取り除いたような、若さに似合わぬ重厚さも感じさせます。
この日同席した連れの「イチオシ!」でした。

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■Beaujolais Villages Primeur Louis Jadot
(ボージョレー・ヴィラージュ・プリムール ルイ・ジャドー)
オーナーの渡部さんが「マグナムボトルで買い付けた」という此方、年末のお楽しみイベント「忘年会で開けましょう!」とのことで、今回はおあずけ(豪華木箱をいただいて帰りました)。実は私が一番楽しみにしているワインです。感想は今年末の「丸山亭忘年会レポート」にて!

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〓お料理編〓

お楽しみ一口オードブル
アミューズのから揚げは「ほとんどひよこ」という雛鳥のお肉(うう…かわいそう。でも美味し~い)。     

かわはぎのカルパッチョとタラバ蟹の和え物
(デジカメ誤操作で画像削除 T-T )

フランス産フォアグラのソテー(洋梨ソース)

シェフご自慢!! 海の幸のブイヤベース

牛肉の煮込み(美味しいピラフを添えて)
メインのお肉料理は洋食―というか、ビーフストロガノフと牛丼を足して割ったような印象の一皿。
正統派フレンチからはかなり外れているのですが、フレッシュで飲み易い若いワインとは抜群のマッチング!
よく考えて料理しているなぁと感心してしまいました。


チーズ盛り合わせ
キュヴェ・サントネルが思いの外しっかりとしたヌーヴォーだったので、くせのないチーズを盛り合わせていただきました。


手前の小さなスプーンにすくってあるのはイチジクのジャム。
これがチーズにもワインにも良く合うのです。

デザート
柿のフィアンティーヌでしたが、ワインに夢中になりすぎてすっかり写真を撮るのを忘れてしまいました…

まーこの夜の主役はボジョレー・ヌーヴォーだからなぁ。
素晴らしい出来の新酒ばかりだったので、つい取材が疎かになってしまいました。
でも、お料理も「メチャ美味っ!!」でしたよ(↑の内容で7,000円)。ちなみに、ボジョレー・ヌーヴォーはグラスで600~800円。
支払いは1人あたり約15,000円だったので、10杯は飲んだことになるのね…(^^;)。

こりゃ12/29の忘年会が俄然楽しみになってきたぞ~♪

丸山亭
17:00~20:30(L.O)
□月曜定休(祝日の場合は翌日)
□鎌倉市御成町14-1 
□0467-24-2452
コメント
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