コロナによって、学校が、学校教育が
どう変わるかということについての議論が始まってますよね。
学校でオンライン学習を行わざるをえなかった状況から、ようやく教育の情報化の推進状況の地域差、学校差といったものや個別の先生のICT活用スキルに差があることなとが、明らかになって教育委員会や学校のガバナンスまで問われる事態になっているようですね。
都道府県の行政も慌てて機械(ツール)や先生のスキルを向上させる方向ですか。とりあえず何もしなかったら、行政のせいにする政治家さんも多いのでたいへんですね。
そこで大学の専門家と言われる方々もそうしたICTの環境やツールにより、何が変わるかという議論ですね。
ほとんど現場ではコロナ前までは、できていなかったオンライン教育の専門家って、どんな方たちなのでしょうね。
このコロナのなかで、必死にもがいたあなたたち今、現場で頑張ってる先生が誰よりも「専門家」だと思います。
でも、これからの教職を目指す方たちには、そうしたこと(コロナで何が変わるか)より、先に、コロナのなかでも何を残すのかという議論が必要なのだと思っています。
たしかに子どもたちの管理(監視)は大きくオンラインで変わやるはずですよね。
ただ、今までの「こどもの看取り」と呼ばれてきた視点がぶれると、教師の指導評価のニコニコ動画化というしっぺ返しが起こりうる時代だということへの現場の先生たちの認識が必要です。
たしかにこどもの行動分析は記録動画をAIにクラウド上で分析させ、先生にフィードバックするというシステムについては、可能だと思います。
先生も「楽になる」はずです。データを読み取ればいいわけですから。
ただ同じことが、すでに「教師を対象として」可能だけどいかがなものかという議論も行う必要があるともいえます。
研究授業はニコニコ動画システムで、即時のフィードバックが授業者の手元になかれるなら、遠隔で研究授業は可能だと思って来ました。(校内ネットワークが運用出来れば何もその教室の後ろでならび子どもたちに圧をかけなくても教室や職員室から見学するシステムは構築できます)
他校で行っててても、何も出張しなくてもいいわけだし、事後研究もログだけで行えますね。批評する側も安全地帯からの発言だから、「本音」の意見が可能ですね。
10数年前、学校で先生たちに、ネットワークを活用した授業研究会を提案したとき、先生たちからも、ネットワークの管理者からも反対されました(笑)
先生たちの判断は正しかったと思っています。
何かを伝えるとき、言葉で伝えられる部分は少なくても、後はノンバーバルな部分で伝えることが大事だから会議や研究会は「リアルな空間」を共有することで成り立っていました。
この認識、あなたたちは、残したいかな、残したくないかな?