おっさん先生と愉快な仲間のぶろぐ

先生って楽しい仕事だと思い続けることができたしあわせな爺っさまのつぶやきです。

質問に答えておきます

2020-04-27 23:07:47 | Weblog
そうですか、休業中でも、2週間に一回新しい課題をポストイン&回収しているんですか。

その都度学級通信出したり作成してる算数プリントにちょこちょこメッセージいれたりして、その返事の手紙が嬉しいですか。

先生してますね。質問に答えておきます。学校のIT化が進むのかですよね。

最初に、機械は入ってくると思います。ただ、それをどう使うかというビジョンがまだ、定まってないと思います。

前に小学校における教育の情報化ということに取り組んだ時、一番困ったのは「お仕着せのコンテンツ」しか使えないということでした。

スタンドアローンのコンピューターなら使うソフトウェアは使用する先生が、自分の責任で入れることもできるし、作ることも可能なのですが、学校からネットにつなげるとそうは簡単にいきません。

ネットワーク(市町村か都道府県)に属する限り、そのネットワークのルール(セキュリティーポリシー)を守らないといけないのです。

まともなネットワークなら、間違いなく「勝手に好きなソフトウェアを入れられない」という制限をかけているわけです。当然好き勝手な周辺機器も勝手につなげません。

もし、限られた、それも教員現場や授業ということにあまり理解のない行政の担当者やイントラネットをコンテンツも全部こみで「IT」企業に丸投げする担当者がいたら、放送局はできたけど、番組が一つか2つしか放送されないで、それを使いなさいと言われる状況、番組が2つしかないテレビ状態
(笑)になるわけです。ネットワークに強いIT企業でも文教に力をいれているところは少ないし、まずネットのイメージは企業における経営管理がビジョンの中心なので、まだ、校務処理が中心で、ようやくマイクロソフトやGoogleが「教育」教材にアプローチし始めているって感じですね。
学校というマーケットは手続きが煩雑で文句が多いわりに利益がないからかもしれないね。

そんな状況で、先生の側も今まで教室で実現してきた授業と同じレベルの授業ができるのかという研究はまだそれほど進んでないのではないでしょうか。進んだ環境がなかったから、とりあえずものを入れて整備したところもまだたくさんあったとおもうのですが。

「未来の学校プロジェクト」も全部で100校程度が実施、そのうち魅力的な実践があったのは数校だといわれているって話を聞いたことがあります。

一校約一億の研究費をかけてわかったことは、「教師の実現したい授業は金がかかる」ということなのかもしれませんね。

今も○Padを使え、ロイ■を使えですよね。

先行的な研究をしないと、与えられたソフトウェアのカスタマイズもできないという状況があります。教室を研究室にしたくない先生もたくさんいますよね。

ひとり1台持たせたら何がかわるのか、それにデジタル教科書で、先生は楽になるとは思うけど、授業はたのしめるのかな。

私学並みの設備があれば、小学校ロボコンは盛り上がるだろうけど、それをカリキュラムに落とし込む作業が大変だよね。できても科学クラブの取組ですよね。

今年だけ、あなただけ、できる授業でもそれを認める自由度があるのは「研究校」だけといわれることが多い、かな。

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