おっさん先生と愉快な仲間のぶろぐ

先生って楽しい仕事だと思い続けることができたしあわせな爺っさまのつぶやきです。

学校のための社会

2020-05-02 23:53:00 | Weblog
家庭教育という言葉が生涯学習という言葉に変わった時、「社会のための学校から、学校のための社会」への変換が為されたはずなのですが、置去りにしてきた皺寄せですね。

国は地方に財源は渡していたと言うし、地方はパソコンなんか金食い虫で、もっと大事な施策につぎ込んだと言うし、保護者は学校より「塾」が大事だと考えるし、先生も大変😖💦だな。

もはや、学校には家庭にない魅力的な道具や機械もない先生の魅力だけで勝負しなければならない場所なんですよね。

そこに、魅力的な道具や機械に囲まれて育って来た人たちが先生しているという事実に誰も気づかないのかな。

人生100年の中で教育をどう位置付けるかを霞ヶ関の省庁間の論議に惑わされ、誰も考えていなかっただけのことですね。与党も野党も同じ、ずーとまえから、政治が官僚の論理で進んでるように思います。

教育の情報化って意外と文科省だけじゃできないんですね。

情報関係の所轄省庁は、経済産業省のはずですよ。情報モラルの取組したとき知りました。

あと、「情報」なので、警察も所轄ですね。日本に情報省が生まれたらもう少し整理されるかもしれないというメッセージが「相棒」でやってました(笑)

学校は役所、病院や警察、消防署と比べると情報化は遅れてるかな。

孫は今年から2年生

2020-05-01 19:07:56 | Weblog

友人からこんな連絡がありました。
小学校が休校になるにあたり、恐らく先生方が子どもたちへ課す課題に困ったためと思われますが、一部の地域で新2年生に九九カードを渡し、「家庭で保護者に教えてもらいなさい。」と課題を与えたそうです。(当然九九どころか、かけ算とは何かということも未履修のままです)

これってどうなんだろうね。なんかおかしいよね。

たしかに、今各教育委員会や学校がそれぞれ工夫をして、休業中の子どもたちの「学力保障」をどうするかに取組はじめています。

学習があって、はじめて課題プリントが必要になるものだと思っていました。

予習としてとらえるのか、一年生の前の学年の復習とは言い難いですよね。

自学自習や補習でのプリントやデジタルコンテンツの利用は「補充学習」には有効ですが、「授業」ととらえると、先生は必要のない存在になりますよね。

今は平時ではないので、こうし対応も保護者の要望なのでしょうか。先生も平時にリスペクトされていないと、有事にがんばるモチベーションがなくなっているのかもしれませんね。

公教育の放棄とまでいうのは少し今の先生たちの立ち位置を考えると可哀想な気持ちしますが塾の代用として学校を見ている保護者もいるのかもしれませんね。

教育委員会(教育委員会事務局、トップは行政の知事や市長なんですよね。)も現場を信頼できないのか、現場が動かないのか、わかりませんが、

ただ、保護者から無条件でリスペクトされていた昭和の時代と、令和の今では要求がおおくなり、権利意識の強い保護者や保身に走る管理職をみて先生のモチベーションが低くなったように思うのですが、こういうのを教育崩壊の兆候と呼ぶんじゃないかな。頑張って、若い先生たち。。