出張の際に東京駅で購入してきた、福井晴敏著『終戦のローレライ』(講談社文庫、全四巻)を読む。地下鉄で映画『ローレライ』が大きくディスプレイされていたので、何も考えずに購入してきた。
ローレライという名のドイツ軍の新兵器を運搬するUボートが、米軍の潜水艦の執拗な攻撃を受けて「ナーバル」というシステムの核を捨てざるをえなくなる。これを回収に行った「伊507」潜水艦により、ナーバルに隠された秘密が明らかとなる。
最初は、かなりリアルな物語かと思っていたが、途中から超能力ものになってしまい、少し残念。それでも、爆沈した潜水艦の乗組員の死を全身で感じる恐怖など、強いイメージを喚起させる。それも、最後のほうになると、少年の心が助けになり、あんなに強く感じていた恐怖を乗り越えて、連戦連勝、無敵のスーパー魔女と化すところなど、いささか設定に安直さを感じる部分もある。
まあ、あまりかたいことを言わずに楽しむべきなのでしょう。
ローレライという名のドイツ軍の新兵器を運搬するUボートが、米軍の潜水艦の執拗な攻撃を受けて「ナーバル」というシステムの核を捨てざるをえなくなる。これを回収に行った「伊507」潜水艦により、ナーバルに隠された秘密が明らかとなる。
最初は、かなりリアルな物語かと思っていたが、途中から超能力ものになってしまい、少し残念。それでも、爆沈した潜水艦の乗組員の死を全身で感じる恐怖など、強いイメージを喚起させる。それも、最後のほうになると、少年の心が助けになり、あんなに強く感じていた恐怖を乗り越えて、連戦連勝、無敵のスーパー魔女と化すところなど、いささか設定に安直さを感じる部分もある。
まあ、あまりかたいことを言わずに楽しむべきなのでしょう。