よく晴れた土曜日、午前中から裏の果樹園でサクランボの剪定をしました。普段は単身赴任ですので、こんなお天気のときに頑張らないと、週末農業もはかどりません。それでも、半日かかってようやく成木が一本だけ終わりました。昼食後もまた畑に出て、選定した枝を集め、縄で束ねて処理しやすくします。やれやれ、この調子では、とても終わらないうちに花が咲いてしまいますなあ(^o^;)>
さて、この日は午後4時から山形交響楽団のモーツァルト交響曲全曲定期演奏会の第6回の予定。作業着からジャケットに着替えて、車で山形テルサホールへ出かけました。開演前に、例によって指揮者の飯盛範親さんのプレコンサート・トークです。ソリスト田村響さんについて、今回の曲目について、などの紹介のほか、米アカデミー賞を受賞した映画「おくりびと」への出演にちらっと触れたら、会場からお祝いの拍手がおこり、いっきになごやかな雰囲気になります。飯森さんも、嬉しそうです。
さて、今回のプログラムは、
(1)モーツァルト ピアノ協奏曲第23番
(2)モーツァルト 交響曲第6番
(3)モーツァルト 交響曲第27番
というものです。
中央にデーンとピアノが置かれ、第1ヴァイオリンと第2ヴァイオリンが左右に分かれた対向配置です。コンサートマスターは、高木和弘さん。会場最前列に空席がありますが、お客さんはまずまずの入りでしょう。
まず最初の協奏曲ですが、田村響さん、ピアノの響きが美しく、とても22歳とは思えない落ち着いた演奏で、さすがロン・ティボー・コンクール優勝の俊英だけあるなぁと感嘆。と、ここまで書いて、恥ずかしいので白状してしまいますと、実は最初の楽章の途中から、慣れないサクランボ剪定作業の疲れか、あまりに気持ちよくて、ついうとうとしてしまいました(^o^;)>poripori
田村さん、ごめんなさ~いm(_'_)m
休憩で少し歩いてきて、眠気もようやく取れたようです。
プログラム後半は、ぐっと規模を小さくした編成で、交響曲第6番から。
パンフレットには、楽器編成として、オーボエとホルンと弦五部のみの編成とありますが、おやおや、フルートが入ってます。何をやるのか、これは面白そうです。
第1楽章、アレグロ、ヘ長調、4/4拍子。モーツァルト11歳の時の作品だそうですが、時おり低音をボワンと響かせたりしながら、小学校5年生くらいのヴォルフガング君、なかなかやりますね!
第2楽章、アンダンテ、ハ長調、2/4拍子。チェロ、コントラバスと第2ヴァイオリンがピツィカートで、ヴィオラが弓でリズムをきざむ中で、第1ヴァイオリンと木管が優美な旋律を奏でます。うーん、「弱音器をつけたヴァイオリン」のかわりにフルートを使ったのかな?はて?このへん、パンフレットの解説とは、若干食い違いがあるようです。
第3楽章、メヌエット、ヘ長調、3/4拍子。かわいらしいフレーズの後に大人ぶったフレーズが続く、対比の面白さがあります。
第4楽章、アレグロ、ヘ長調、6/8拍子。速いフィナーレ、小学生の音楽なんでしょうか、これが。といった感じです。後年の充実した音楽とはだいぶ異なりますが、栴檀は双葉より芳しいものなのですね。
続いてオーボエ(かな?直管)が退き、ホルンが登場。交響曲第27番が始まります。楽器編成は、フルートとホルンが各2に弦5部だけと、かなりシンプルです。
第1楽章、アレグロ、ト長調、4/4拍子。切れのよいリズム、快活な躍動感を持った音楽です。この作品は、イタリア旅行の影響をたっぷり受けてできたものだそうで、なるほどと思わせるできばえです。
第2楽章、アンダンティーノ・グラツィオーソ、ニ長調、2/4拍子。ヴィオラ、チェロ、コントラバスはピツィカートで、第1、第2ヴァイオリンとフルートが、やや沈み込むように、まどろむように、旋律を奏します。もしかして、さっき寝てたのがバレたかな(^o^) 途中、チェロが少々寝言ふうに、フガフガフガ~。最後は第1ヴァイオリンのソロで、ムニャムニャムニャ~。なんともユーモラスです。
第3楽章、プレスト、ト長調、3/8拍子。パンフレットには舞曲によるフィナーレとあります。楽器編成はシンプルですが、陽性の音楽です。
前半の協奏曲をしっかり聴けなかったのが口惜しいですが、これは自分が悪いのですから仕方がありません。今回も、良い演奏会でした。それにしても、このたびは楽器編成が小規模のものが中心で、トランペットもトロンボーンもティンパニさえも出番がありませんでした。本日は降り番だったセクションの皆さんは、どんなふうに過ごされたのでしょう。
次回、3月13日(金)の第195回定期演奏会では、ベートーヴェンの「アテネの廃墟」に交響曲第7番、そしてブラームスのドッペル・コンチェルトというプログラムが予定されています。犬伏さんと宮城健さんのソロ、今から楽しみです。
さて、この日は午後4時から山形交響楽団のモーツァルト交響曲全曲定期演奏会の第6回の予定。作業着からジャケットに着替えて、車で山形テルサホールへ出かけました。開演前に、例によって指揮者の飯盛範親さんのプレコンサート・トークです。ソリスト田村響さんについて、今回の曲目について、などの紹介のほか、米アカデミー賞を受賞した映画「おくりびと」への出演にちらっと触れたら、会場からお祝いの拍手がおこり、いっきになごやかな雰囲気になります。飯森さんも、嬉しそうです。
さて、今回のプログラムは、
(1)モーツァルト ピアノ協奏曲第23番
(2)モーツァルト 交響曲第6番
(3)モーツァルト 交響曲第27番
というものです。
中央にデーンとピアノが置かれ、第1ヴァイオリンと第2ヴァイオリンが左右に分かれた対向配置です。コンサートマスターは、高木和弘さん。会場最前列に空席がありますが、お客さんはまずまずの入りでしょう。
まず最初の協奏曲ですが、田村響さん、ピアノの響きが美しく、とても22歳とは思えない落ち着いた演奏で、さすがロン・ティボー・コンクール優勝の俊英だけあるなぁと感嘆。と、ここまで書いて、恥ずかしいので白状してしまいますと、実は最初の楽章の途中から、慣れないサクランボ剪定作業の疲れか、あまりに気持ちよくて、ついうとうとしてしまいました(^o^;)>poripori
田村さん、ごめんなさ~いm(_'_)m
休憩で少し歩いてきて、眠気もようやく取れたようです。
プログラム後半は、ぐっと規模を小さくした編成で、交響曲第6番から。
パンフレットには、楽器編成として、オーボエとホルンと弦五部のみの編成とありますが、おやおや、フルートが入ってます。何をやるのか、これは面白そうです。
第1楽章、アレグロ、ヘ長調、4/4拍子。モーツァルト11歳の時の作品だそうですが、時おり低音をボワンと響かせたりしながら、小学校5年生くらいのヴォルフガング君、なかなかやりますね!
第2楽章、アンダンテ、ハ長調、2/4拍子。チェロ、コントラバスと第2ヴァイオリンがピツィカートで、ヴィオラが弓でリズムをきざむ中で、第1ヴァイオリンと木管が優美な旋律を奏でます。うーん、「弱音器をつけたヴァイオリン」のかわりにフルートを使ったのかな?はて?このへん、パンフレットの解説とは、若干食い違いがあるようです。
第3楽章、メヌエット、ヘ長調、3/4拍子。かわいらしいフレーズの後に大人ぶったフレーズが続く、対比の面白さがあります。
第4楽章、アレグロ、ヘ長調、6/8拍子。速いフィナーレ、小学生の音楽なんでしょうか、これが。といった感じです。後年の充実した音楽とはだいぶ異なりますが、栴檀は双葉より芳しいものなのですね。
続いてオーボエ(かな?直管)が退き、ホルンが登場。交響曲第27番が始まります。楽器編成は、フルートとホルンが各2に弦5部だけと、かなりシンプルです。
第1楽章、アレグロ、ト長調、4/4拍子。切れのよいリズム、快活な躍動感を持った音楽です。この作品は、イタリア旅行の影響をたっぷり受けてできたものだそうで、なるほどと思わせるできばえです。
第2楽章、アンダンティーノ・グラツィオーソ、ニ長調、2/4拍子。ヴィオラ、チェロ、コントラバスはピツィカートで、第1、第2ヴァイオリンとフルートが、やや沈み込むように、まどろむように、旋律を奏します。もしかして、さっき寝てたのがバレたかな(^o^) 途中、チェロが少々寝言ふうに、フガフガフガ~。最後は第1ヴァイオリンのソロで、ムニャムニャムニャ~。なんともユーモラスです。
第3楽章、プレスト、ト長調、3/8拍子。パンフレットには舞曲によるフィナーレとあります。楽器編成はシンプルですが、陽性の音楽です。
前半の協奏曲をしっかり聴けなかったのが口惜しいですが、これは自分が悪いのですから仕方がありません。今回も、良い演奏会でした。それにしても、このたびは楽器編成が小規模のものが中心で、トランペットもトロンボーンもティンパニさえも出番がありませんでした。本日は降り番だったセクションの皆さんは、どんなふうに過ごされたのでしょう。
次回、3月13日(金)の第195回定期演奏会では、ベートーヴェンの「アテネの廃墟」に交響曲第7番、そしてブラームスのドッペル・コンチェルトというプログラムが予定されています。犬伏さんと宮城健さんのソロ、今から楽しみです。