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御冠船踊と琉狂言、一長一短があり、琉狂言はなかなか笑わせて面白かった!

2018-02-11 00:21:14 | 琉球・沖縄芸能:組踊・沖縄芝居、他

      (1830年代の絵巻図ですね。座楽之図です!)

第15回の研究公演です!解説の崎原さん、快活にいい解説でしたね。瀬底寛子さんの卒論からこのように舞台化はいいですね。

舞踊に関しては、歌三線良かったですね。踊りは足遣いに独特な味わいがありましたね。王府時代の踊りはほとんどが二人踊ですので、その形式の踏襲で、若衆踊は傘に特徴がありますね。所作は足の動きの型が際立ちました。出砂は大浜暢明さんが艶やかなに踊りましたね。王府時代の女踊りは二人踊が図絵に描かれているのですが、一人踊りは現代のセンスですね。多弁の豪華な花の小道具が目立ちました。團扇踊りは、しっとりと宮城茂雄さんが踊りました。動きが全体的に地味な印象だが新しい舞踊ゆえに、御冠船時代の踊りを再現するという使命感があり、時代の型を壊すことなく類似した形態を再現するための努力の過程が感じられました。『青雲』二才踊です。大胆な所作はなかったのですが、足遣いに特徴がありましたね。女4人踊り「島尻天川」は四つ竹踊に類似して冒頭は平板に踊り後半は対面舞踊や腰を落としたり、打組踊だが、「しゅんどう」のような物語性は感じられなかったですね。衣裳の赤色が目立ちすぎました。色合いが見せるリズムもありますね。それゆえに品性が落ちたイメージがしたのはなぜだろう。前の席の女性が「花魁みたいだね」と感想を即座に発していました。沖縄の音楽にお詳しい方は、振り付けをした方々のセンスで判断されていて興味深かったです。踊を見るのであって、小道具で見せるのではないという考えもなるほどですが、それらの舞踊の創作年代が曖昧ですね。いつのころの作品との推定での復元・創作なのか、ちょっとはっきりしませんね。女踊りは図絵を見ると二人が多いですね。多良間の八月踊りを見たくなりました。踊りの骨組み(軸)のありようですが、もっと参照していいのかもしれませんね。

琉狂言「科当」は面白かったですね。石川筑登之親雲上役大湾三瑠さんが引き付けましたね。友女の阿嘉修さんはさすがです。「墨塗」のかめちゃあ、高宮城実人がなかなか笑わせました。軽喜劇です。科当は、中身の風刺も落ちもいいですね。現代に通じるセンスです。「黒塗」の女性を「おばあさん」と字幕で紹介していましたね。現地妻の設定で「親アンマー」のパロディーのような作風ですね。1860年代の作風でしょうか?短くて笑える、何度でも上演したらいいですね。沖縄芝居の狂言にしたらもっと写実的で笑えるでしょうか?明治時代の芝居の走りの時代には面白い狂言が演じられていますね。


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