「しまくとぅばは今」の題がついています。
「方言ではなく言語としてのウチナーグチ」
として宮良信詳氏が基調講演されます!
さてどんな新しい展開があるのだろうか?
多様な方々の現況の報告がなされます。 . . . 本文を読む
大城立裕氏の作品で幸喜良秀氏の演出です。
そろそろ、突出した大城作品への憤懣も吹き出て
くるのでしょうね。
しかし大城氏は小説を書きそれを芝居にし、そして
詩劇です。氏が恵まれたポジションにあったとしても
その70歳を超えて後の情熱は並々ならぬものが
あります。それがなぜか?興趣がわきます!
沖縄を背負った矜持があるのですよね。それがいい
意味でも悪い意味でもやはり琉球・沖縄の歴史・文化
を全 . . . 本文を読む
最近の沖縄では、原 聖さんやパトリックさんなど多言語社会研究会の影響もあって、じわりと言語認識の大胆な変換が始まっているように思えます。欧米の状況と世界の共通認識が背後にあるのですが、ユネスコを中心とする世界へのアンテナの影響です。ユネスコが世界の有形、無形の文化財、言語や文化や多様な生物種を含めた保存活動にまい進している、その潮流の中にもあると思えるのですが、そうした世界に照らした時、沖縄の言語 . . . 本文を読む
昨今、日本の植民地沖縄在住の日本人の文芸家や大学知識人を見ると、例えば20世紀のフランスとアルジェリアやイギリスとアイルランド、イギリスとインドのような関係性に思い至る。
宗主国と植民地の関係性そのものではないかと、今頃ウチアタイしている。そして宗主国の人間にとって侮蔑してやまない植民地の人間の総体がまた浮き彫りになるという構図に「あら、まぁ!」である。
魂の依代のことばからして、すでに傷を持 . . . 本文を読む
【性的支配と歴史】の本の中に「奴隷制、魔女裁判とカリブの女性」「被征服男性の<受忍>」「性的支配と現地女性」などの刺激的な論稿が掲載されている。大きな題目は歴史と記憶と正負の遺産である。宮地尚子編集の本で、以前このブログでも紹介した。【敗戦国論】という著書もあった。敗戦国、被征服男性の日本男児たち、そしてさらに沖縄男児たちがいる。常に権力構造においては収奪の対象になり民族浄化の対象になりエロス・セ . . . 本文を読む
2011年、7月26日(火)午後17:30分、平敷屋タキノーで、平敷屋朝敏を偲ぶつどいが、貧家記研究会主催により開催された。毎年参加者が増えているとの事だった。昨年夏、多良間の八月踊りの帰りに船でご一緒した面々との再会の場にもなった。平敷屋エイサー保存会会長の宮城松生さんをはじめとして、貧家記研究会事務局長の東 武さん、崎原弘会長、西銘 郁和副会長等など、旧知の方々とお話できたことが良かった。
. . . 本文を読む
Research Projects These are several research projects which I’ve been exploring:1. Genealogy of Kumiodori(組踊)---From Chokun’s five masterpieces to Okinawa Shibai, and Jinruika . . . 本文を読む
以下は多言語社会研究会から送られてきたシンポジウムの案内です!現在の沖縄の言語状況を検証する上でもとても有意義な会だと思います。是非メディアの方も参加されて紙上で報告してくださったら嬉しいです。私はとても参加したいのですが、どうしょう?とてもそそられるシンポジウムです!
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日中共同プロジェクト「東アジアの多言語状況と言語政策」
第1回シンポジウム「多言語状 . . . 本文を読む
ゲネと本番の公演をとても楽しんだ。具志幸広さんがタクトを振る姿も見ながら、舞台も見た。歌舞劇の面白さが繰り広げられた。物語の筋は単純である。すでに『嵐花』などの朝薫の自伝や琉球の歴史を土台にした沖縄芝居を私たちは見ている。18世紀初頭の琉球の文化の高揚感のある時期に、玉城朝薫と平敷屋朝敏という希有な天才芸術家が存在した。彼らの人生と作品の物語を大城立裕は小説に書き、さらに芝居にし、さらに詩劇にした . . . 本文を読む
昨日、「国立劇場おきなわ」大劇場でゲネプロと本番を見た。最高に素敵な歌舞劇になっていた!3月にTBSのとても快適な劇場で見た仲間由紀恵主演【テンペスト】よりも面白いと単純に感じていた。なぜか?それを今から書いてみたい。
池上永一のまさにフィクションの壮大な近世琉球の物語も面白かった。しかし3時間と2時間半の時間のズレはあるが、沖縄の伝統芸能の真髄を見せたこの「首里城物語」の面白さは格別だ。物語の . . . 本文を読む