志情(しなさき)の海へ

かなたとこなた、どこにいてもつながりあう21世紀!世界は劇場、この島も心も劇場!貴方も私も劇場の主人公!

岸田戯曲賞候補になった兼島拓也作『ライカムで待っとく』がいよいよ那覇の「なはーと」小劇場で再演です!

2024-05-10 16:42:26 | 沖縄演劇
ちょうど慰霊の日、23日とその前の日22日の三回公演です。是非観なければです。きっと殺到するに違いないですね。チケットは早く買わなければ、になります。なにせ『人類館』以降、地元沖縄から岸田戯曲賞候補は、このおよそ半世紀全くゼロだったゆえに、ワクワクします。 戯曲は『悲劇喜劇』を購入して読みました。なかなかナウい構成です。ツイター「X」の評判はかなり良かった。それで驚いて戯曲を読んだのでした。 んん . . . 本文を読む

「栗山民也」演劇教室のご案内です!ここから未来の実演家が羽ばたいていく可能性は大きいですね!

2024-04-04 16:12:00 | 沖縄演劇
なんどか成果発表会を観劇しました。短い期間の中で、生き生きとして舞台で表現する姿は好ましいです。「かじまやーカメおばあの生涯」は見事でした!全国で上演してほしい作品です。吉田妙子さん主演のおばあはとても良かったです!舞台の重層的な構図も良かった。また再演が観たい! . . . 本文を読む

続く!⇒ 「カタブイ、1995」ひめゆりピースホール、ちょっと啓蒙的でもあったが、良かった!沖縄、日本は植民地のセリフが~!

2024-03-04 22:44:20 | 沖縄演劇
物語の筋書きも、良かったですね。日本国憲法、安保条約、地位協定の問題がナレーションで語られます。登場人物がそれぞれに変化していく。絶えず轟音をまき散らして飛ぶ米軍戦闘機は沖縄の現実。反戦軍用地地主の石嶺家だった。 14歳の石嶺聡子役、宮城はるのさんが光っていた舞台!歌三線も舞踊も惹きつけた!台詞のやり取りが歯切れ良い。長い説明もあるが、納得はいく。安保条約の条項や地位協定の問題は、沖縄だけの問題で . . . 本文を読む

18日月曜日午後「亀島奇談」(又吉栄喜作、伊波雅子脚本、藤井ごう演出)を観た!小説そのものの鋭利さのない喜劇タッチが、ちょっともの足りなかったね!

2023-12-20 12:51:53 | 沖縄演劇
小説の書評を山里勝己さんが、すごくいい文章で紹介しているが、又吉栄喜さんのファジーが気になる。辺野古や与那国、八重山などの自衛隊基地などを意識した作品だが、精神を屹立させる鋭さが感じられない。それが脚本化された舞台にも反映されて、喜劇なのかリアルなのか、曖昧な結果を生み出している。 正直伊波雅子さんの脚本は亀次郎を登場させ、亀次郎の精が実の母親として登場させたり、奇想天外な脚本作りだが、小説が弱い . . . 本文を読む

崎山多美さんの小説「ガジマルの樹の下に」が朗読劇になり、芥川賞作家又吉栄喜作「亀岩奇談」が伊波雅子脚本で上演される!

2023-11-29 22:10:12 | 沖縄演劇
芥川賞作家大城 立裕 (おおしろ たつひろ1925年 9月19日 - 2020年 10月27日 )は、小説だけではなく、エッセイや評論を書き、おまけに沖縄芝居、そして晩年は詩劇「新作組踊」を20作以上書かれて逝かれた。 大城立裕さんは氏の「世替りや世替りや」などの戯曲を読み、舞台を観て論文を書いたことがあり、なにかと懇意にしていただいた。 嵐花、トートーメー万歳と沖縄芝居実験劇場の舞台は . . . 本文を読む

昨夜沖縄市のあしびなーで「ザ・ファイナル・セカンド~永遠の一秒2020~を観た!若い観客が多い!

2023-10-14 12:57:27 | 沖縄演劇
作・演出の畠山貴憲さんの作品は前にも二度ほど感劇しました。この作品は新たな2020年バージョンです。つまり1945年春、沖縄近海で米軍艦隊に突撃して爆死したはずの海軍大尉、大宮、石井、細野は三人乗りの陸上爆撃機『銀河』に乗り込み、怪我をした原口千里を残して沖縄の海に散ったのでした。2015年には、「新生日本」の四語が強烈に記憶されました。今年は?コロナ禍の2020年だったのです。彼らが戦友で生き残 . . . 本文を読む

ジャン・コクトー『声』は渡辺守章訳です!観劇の前にコクトー作品を読みたいものです。

2023-10-03 14:05:43 | 沖縄演劇
沖縄でコクトーの『声』です。興味深い。ドラマトゥルクが兼島拓也で、それはまた興味深い。主演の新垣七奈は今注目されている役者・演出家で「演劇ユニット多々ら」を主催する。若手のホープだろうか。一度だけ彼女の一人芝居を観たが、独特な感性と演技だと感心したことがある。 チラシ(フライヤー)が小文字で詳細を裏表でUPしている感じが今流の好みだろうか。あくまで若者のためのフライヤーのデザイン。 2013年にブ . . . 本文を読む

兼島拓也作「ライカムで待っとく」が読売演劇賞の優秀作品賞を受賞していたことに気が付きませんでした。良かったですね。

2023-07-12 23:09:26 | 沖縄演劇
兼島拓也作「ライカムで待っとく」が読売演劇賞の優秀作品賞を受賞していたことに気が付きませんでした。最優秀作品賞だったら目立ったかもしれないですね。しかし、良かったです。次への一歩です。岸田戯曲賞も候補になったけれど逸しました。しかし可能性は拓かれています。1976年に初演の知念正真さんの『人類館』が78年に岸田賞を受賞して以来、それに続く受賞はまだありません。あれから半世紀近くなりました。その後の . . . 本文を読む

23日、銘苅劇場で22日から開催されている【最強の一人芝居フェスティバル 】「INDEPENDENT:NHA 23」

2023-04-24 01:11:56 | 沖縄演劇
今日の公演を楽しみに劇場に行く準備をしていた所、首の痛みが増して、断念した。犬養さんの主演にもまた田原さんの演出にも興味をもっていたのだが~。残念。急に首が固まり痛みが増してきた。夕方、以前処方してもらった三点セットの薬を飲んだら、痛みは幾分和らいではきた。湿布も貼った。明日はいつもの整形外科で痛み止めの注射を打ってもらう必要がありそうだ。湿布と薬でどれだけ痛みがひいて首が回るようになるかによるが . . . 本文を読む

沖縄本土復帰50年企画第7作『与那覇家の食卓』を栄町のひめゆりピースホールで観劇!実験劇場の雰囲気がいい!

2023-03-29 23:41:51 | 沖縄演劇
アメリカの大学内の実験劇場と似た雰囲気だ。アメリカの場合はまだ観席のスペースは広かった。舞台を3か所で囲む形態である。多良間の8月踊りの舞台も同じだ。3か所からステージを観劇する。ACOの舞台はライブの音楽演奏がある。作品も歌が流れる。面白かったかといえば面白かったが、一、軍用地主の家族の物語である。娘のイズミが東京から恋人の御手洗を連れて帰ったことから家族の騒動が始まる。言葉の落差、世間知とリア . . . 本文を読む