いつものように朝ギリギリで空港についた。タクシーを利用するにも危ういと思った時、急いで車を運転していた。5分前になんとかANAに乗り込んだ。いつものことながら情けない毎日。前回は携帯電話を忘れた。今回は特に忘れ物はないようで、やはり用意していたバッテリーやイヤホーンを忘れていた。池永さんの「テンペスト」の千秋楽を当日券で見れることが分かった時、東京での資料収集を兼ねたいと思った。それはそれで良かっ . . . 本文を読む
懐かしい高江に立った。かつて、15歳の少女がひととき遊んだ川や野山が浮かび上がった。川エビをすくい取り、山桃を摘み取った野山が見える。生きている限りまぼろしではない思いでがそこにある! ヘリパッド建設現場近くの萌えいずる新緑にこころが踊った!この自然は壊してはならない。米軍の訓練基地として供されているヤンバルの森は、悠久の命をはぐくみ、黄緑の色そのものに明日がほほ笑む春。そこに戦争の先陣を切って . . . 本文を読む
沖縄芝居は面白い!その面白さを継承し、新しい時代にも受け入れられる作品を永遠に活かすその文化運動をどう担うかが試されている。組踊の歴史を知れば知るほど、芝居の過剰な情念の歴史をどう継承していくか、問われ続ける。
「国立劇場おきなわ」でも古典組踊のみに拘る方々と新しい血潮を生み出すエネルギーを推進せんとする方々の間の闘いがあるようで、研究者の中にも芝居の歴史を知悉しながら芝居を軽くあしらう方々がい . . . 本文を読む
「おれね、太宰の「人間失格」を二回読んだんだよ。あれを読むとね、太宰が主人公で実際にリストカットしながら苦しんでいる人間を見ている感じがするんだよね。そしてあの小説を読んだら、死にたくなるね」と17歳が言った。
「地べたをのたうちまわる人間を見ている感じなんだよね!」
「太宰は生きるために書かざるを得なかったんでしょう?「斜陽」もそうで、滅びを身に魂にまとっていたような人よね。わたしたちが話し . . . 本文を読む
GoogleにWhat is going on in Islam countries?などと打ち込むと英語のサイトで面白そうな記事が並んでいて読んでみたエッセイについて書いてみたいと思った。
Znetがアメリカのリベラルの声を強烈に展開していると思うのだが、昨今のZnetは支援者に献金を要求する広告が一面に来るので嫌気を感じている。断ったのに勝手に10ドルが通帳から差し引かれている。10$くら . . . 本文を読む
かつて【限りなく愛は奪う】の小説などをもって大学に来て夫との離婚訴訟の大変さを語っていた貴女は離婚を勝ち取り、娘たちの愛を勝ち取った。そして年月を経てやってきた年賀状に是非お話したいとあった。
久しぶりに会うあなたは以前より落ち着いて見えた。でもランチの後、精神安定剤と思える薬を飲んだ。 それでも日差しのせいか、陽光がこぼれるように柔らかい光があなたの顔にさした時、かすかな希望を見たと思った。そ . . . 本文を読む
以下は沖縄大学地域研究所からメールで送られてきた案内です。豪華メンバーの登壇で聴講者が殺到することが考えられます!
ご興味を持たれたみなさんはすぐ連絡された方がいいかと思います。ちなみに私は昨夜メールし、今朝受理の返信がありました。120人と限られています!
松島さんの「NPO法人ゆいまーる琉球の自治」は、ネットでも紹介されていますね。氏が熱心に京都の地から琉球弧の自立に向けたメッセージを送り . . . 本文を読む
沖縄芝居役者の吉田妙子さんにお誘いを受けてヤンバルに向かう自動車道で、20日国立劇場おきなわ小劇場での「沖縄漫談」の公演にご一緒する約束をした。他の事が念頭にあったのだけれども、国立劇場芸術監督の幸喜良秀氏もまた関与していることもわかっていたので、昼の部でも見たい・聞きたいとは思っていた。
それで母と一夜を過ごして那覇に戻るや吉田さんをピックアップして劇場に向かった。200人余の小劇場はほぼ満杯 . . . 本文を読む
沖縄の緋寒桜はすでに満開を過ぎて散り始め、新緑に包まれている。ふと家の庭に5年前に植えた桜の木を二階のベランダから見るとなんと小さく咲いているのが見えた。ごく少ないながらピンクの花が見えた。写真に撮った。これも不思議な発見で、普通桜は6、7年たたないと花は咲かないと言われている。
小さな桜の花弁が見えたことへの驚きは悪くはない。ついでに隣の駐車場の大木の桜の写真も撮った。メジロや鶯、ひよどりなど . . . 本文を読む
ねぇ、面白い話しようか、と若者が言った。ベトナム戦争で死んだアメリカ人より多くの人がこの国では毎年死んでいるんだよね。と彼は言って数字を並べた。自殺は推定5万人、実際もっといるかもしれない。それに失踪したりして突然消える人間は10万人前後、無縁仏でまったく引き取りのない死体が10万人前後、それに事故もある!こう考えるとこの日本という国は恐ろしいね!人が簡単に死ぬシステムだよ全くと云いきった。平和な . . . 本文を読む