志情(しなさき)の海へ

かなたとこなた、どこにいてもつながりあう21世紀!世界は劇場、この島も心も劇場!貴方も私も劇場の主人公!

《沖縄は植民地ではない》ー軍事至上主義を改めよ、と28日の琉球新報の社説はナウイ!と思った!

2012-09-30 10:19:25 | 政治の潮流
社説で強制的オスプレイ配備は軍事優先だと論じている。この間植民地主義や植民地のことばが紙面で踊ってはいたが、軍事植民地の5文字も批評をする方々はすでに使用している。大城立裕氏などはずっと前から内国植民地のことばを使っている。昨今の大城氏は政治的発言《スタンス》を発信し続けている。氏の思いは多くの良識的なウチナーンチュの感性をまた代表すると思うのだがその感性が例えば沖縄の自民党に属する那覇市長のセン . . . 本文を読む

停電の闇の中で読書、電気がないと生活は一挙に劣化だねと「遠野物語」を読む若者が言った!

2012-09-30 04:14:14 | グローカルな文化現象
                             (琉球王府時代の菓子) 29日は午後から停電である。自然の光の中で授業で学生と読んで演じたいピンターのThe Homecoming などを読んでいた。若者は「遠野物語」を読んでいると言った。「おれ高1の時に買って一応読んだんだよ」とのことだった。民俗に興味があると言っていた若者はネットでも小説はよく読んでいたのらしい。蝋燭の火を灯しながら . . . 本文を読む

ハロルド・ピンターの全作品オリジナル三巻を買ったのは、ずっと前の事だがピンターはやはり凄いね!

2012-09-28 01:21:05 | 表象文化/表象文化研究会
でも2005年にノーヴェル文学賞受賞のこの劇作家、詩人についての研究書は日本であまり書かれていないし読まれてもいないだろう。ピンターに関心を持ったのはアメリカ留学時代に彼の作品を好んで大学院生たちが上演していたからでもある。The Loverなど今思えばジェンダー&セクシュアリティーもアイデンティティーの複雑さ(混乱?)や曖昧さも描いていて、とにかく結論のない曖昧さが不条理劇のような面白さで、しか . . . 本文を読む

とりあえず13畳の断捨離終了のところで、二学期が始まる。これから遅れたものを取り返す日々か?

2012-09-27 09:32:32 | グローカルな文化現象
                          (空が無性に恋しいときがある) ひねもす授業の準備で時がくれる。ああ急がねば間に合わない。論文!?編集・校正!同じことを呟いている。時間はあふれていて限られている。 いい詩集が誕生する気配。高貝弘也の実存を消去した詩集もいいが、「ワイドー!」は抽出されたエキス、普遍の味わいかな?彫刻のようなことばの創作に傍から見て、なるほどと思う。君は君の詩 . . . 本文を読む

魚座の女は海に惹かれる?沖縄から再び離れなかったのは海の色にただ恋していたからかもしれない!!

2012-09-27 00:07:22 | 心の劇場
                         (イルカさんたちに惹かれている!)) あのね、あっという間に80歳よ、夢の現の夢の夢の今なの。 18歳の時のあの3つ編み姿のわたしは優しいひそやかな眼差を浴びていてそれにも気が付かなかったの。 初で告白されたことは結構あったのよ、年を経て同窓会で「あなたが好きだった」と打ち明けられたこともあって、びっくりしたこともあってね。 きりりとした母 . . . 本文を読む

古典にあふれる叙情は今も変わらないね!

2012-09-26 23:53:55 | グローカルな文化現象
何せうぞ くすんで 一期は夢よ ただ狂え (んん、100歳生きても短い線香花火のような人生24歳で死んでも長い人生) くすむ人は見られぬ 夢の夢の夢の世を うつつ顔して (これは人を恋し愛を大切にできない頑なな人へのメッセージかな?わたしは思うこころのままに生きたい!) 梅花は雨に 柳絮は風に 世はただ嘘に揉まれる (柳絮は柳の実が熟して綿毛の種が風に飛び散るもの、の意味だが、昔も今も嘘 . . . 本文を読む

痛みを伴う記憶が溢れてくるのも断捨離、でも懐かしい真喜志康忠氏の写真も!

2012-09-25 12:27:37 | グローカルな文化現象
                          (ありし日の真喜志康忠さんと赤瓦朝敏さんと真喜志ターリーさん)http://ryubun21.net/index.php?itemid=3217 24歳で病死した若者の写真や手紙がでてくるのも断捨離である。時間は自由に飛びかう。一日の出来事を1000ページだったか、無意識・意識の河をたどって小説を書いたジョイスの『ユリシーズ』のように、過去と現 . . . 本文を読む

James JpyceのDublinersのペパーバックが出てきた断捨離である。VTRとカセットを多く処分!

2012-09-23 22:19:15 | グローカルな文化現象
断捨離が大詰だが、録画した多くのVTRやカセットテープの類が山ほどあり、それらを処分する。そうしたら13畳の部屋が広くなってきた。でもまだ終らない。かわいい18歳のお嬢さんが手伝ってくれるので、できる。この間全く手をつけていなかった事実に自己嫌悪しながら「しかたなかったのよ」と弁解したりしている。BOOK OFFに持っていった本は1000円にもならなかった。他の機関に寄付しょうと言ったのだけど、可 . . . 本文を読む

『性の政治学』の著者Kate Millettの『The Basement』が目についた断捨離、残酷な16歳の少女の惨殺!

2012-09-23 08:48:44 | ジェンダー&フェミニズム
『地下室』は地下室で無残に殺された16歳の愛らしい少女Sylvia Likensのドキュメントである。というよりGerturude Baniszewskiとその子供たち、友人たちによる一人の少女の虐待・殺害に至る事実を元に書かれている。Meditation on a Human sacrificeと副題がつく。 性の政治学が70年代の書物でその後に出版されている。1979年だから80年代に購入し . . . 本文を読む

高貝弘也詩集『白緑』は蜉蝣のかぼそい叫びのような、無花果の命のありようそのものの《詩》(死と生)

2012-09-22 11:34:27 | 詩、詩集
   (白緑 高貝弘也 と、表紙はただ彫り込まれている。白の表紙、存在は白く彫り込まれているのである!目次もない詩集:詩人が鉛筆の手書きで白緑と書いている。謹呈された詩集を読ませていただいた。謝) 高貝弘也氏は日本の現代詩の代表的詩人のお一人、沖縄の詩誌《EKE》の同人でもある。その中に収録された詩も紹介された新しい詩集が『白緑』(びゃくろく)である。  一遍の詩をご紹介したい。       . . . 本文を読む