デスヴァレー「動く石」の謎:米国研究チームが解明
世界の7不思議の一つといわれている
デスヴァレィーの「動く石」
写真をご覧になれば、ああこれか!っておもう御仁も多いのでは?
カリフォルニア州のシエラネバダ山脈東部にあるデスヴァレー国立公園では、
ずっと以前から、「動く石」(moving rocks、sailing rocks)現象が科学者たちを悩ませてました。
「レーストラック・プラヤ」(Racetrack Playa)と名付けられたプラヤ=塩類平原(塩湖の跡)
にある複数の石に、動いた跡があるのだ。
直径15cmから45cmもあるような大きな石が、
カタツムリが這ったようにずりずり動いた形跡をのこしてるのだ
誰かが押せば、足跡がつくだろうし??
地震か何かで動いたにしては、まったく動いていない石もある
まさに自分の意思(石)で動いたって感じ(笑うとこ)
そんな親父ギャグはいいんです
不思議です
完全に水平な平原をどうやって移動しているかは、1940年代から科学者たちを悩ませてきました。
そして今回、米国の研究者チームがこれを解明したのです!!
石に埋め込んだGPS追跡装置、コマ撮り写真、測候所、そして山のような忍耐を駆使して、
スクリップス海洋研究所のリチャード・ノリスと従弟のジェームズ・ノリスが率いる研究グループが、
この謎の出来事は、
凍結した雨水と微風の完璧な組み合わせによる仕業だと結論しました!
研究チームは、数年分のコマ撮り写真から、
石の移動のほとんどが低温状態のときに起こることに気付きました。
さらに重要なひらめきの瞬間が訪れたのは、2013年11月から14年2月の間でした。
このとき、巨大池が形成され、その後数週間かけて凍結して溶け、
複数の動きが起こったそうです。
最終的に、
1.雨が溜まる(これ自体がめったにないこと)
2.これが凍る
3.これが溶けかかったとき
4.時速11~16km(風速3~4.5m)の風が吹く(強い風だと氷が割れて動かないそうです)
この4つの微妙な状況が重なったとき
初めて石が動くんだって!
すごい!
他にも世界の不思議はたくさんあろうかと思うのですが
こうやって、1つずつ解明されていくんですね
ちょっとさびしい気もしますね
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