黒川御大の新作がようやく出ました!!
悪逆
黒川 博行 著
過払い金マフィア、マルチの親玉、カルトの宗務総長――社会に巣食う悪党が次々と殺害される。
警察捜査の内情を知悉する男
vs.
大阪府警捜査一課の刑事と所轄のベテラン部屋長
凶悪な知能犯による強盗殺人を追う王道の警察小説
* *
周到な準備と計画によって強盗殺人を遂行していく男――。
大阪府警捜査一課の舘野と箕面北署のベテラン刑事・玉川が、広告代理店の元経営者殺害事件を追うなか、
さらに被害者と面識のある男が殺される。
二人はそれぞれ士業詐欺とマルチ商法によって莫大な金を荒稼ぎした悪党で、
情報屋の標的になっていた。
警察は犯行手口の違いから同一犯による可能性はないと判断するが、いずれも初動捜査で手詰まりとなる。
犯人像を摑むことができないまま、さらには戦時中に麻薬密売組織に関わり、
政治家とも昵懇だった新興宗教の宗務総長が殺害される。
警察の動きを攪乱しながら凶行を続ける男の目的はどこにあるのか?
舘野と玉川は、凶悪な知能犯による完全犯罪を突き崩すことができるのか?
警察捜査の内幕を活写しながら、
裏社会を跋扈する男たちを圧倒的な存在感で描き切る、
ラスト5ページまで結末が読めない、
とまあこんな感じ
冒頭、名も知れぬ犯人の犯行準備のシーンから始まるのですが
綿密な準備。そして大胆な犯行。
そして髪の毛1本も残さない後始末。
完全犯罪を目指す犯人に、警察は振り回されるのですが
ベテラン玉川と若手のエース舘野が、足を使って
犯人を追います。
ひりひりする展開にページが進んでいきますぞ
最後5ページまでラストの展開が読めないとありますが
まさにその通り
朝日新聞出版ということで
先日朝日新聞に書評が出てましたが
黒川御大いわく、連載した時とラストを変えたそうです
どんな風に変えたのか、気になりますが
わかりません
どなたか、連載を読まれた方教えてくださいませ
本年度最注目のクライム・サスペンス!
さすが仕事が早い!
刊行するにあたり加筆や
変更するのは、けっこうある
みたいですね。
作者的に納得できない部分
があるのでしょうか?
朝日新聞のコラムに、黒川博行御大の話が載ってましたが
作品をいかに、良いものにするか
毎日考えてるとか
きっと、良いエンディングになったのでしょうね
疫病神や大阪府警シリーズみたいな
バディ物ではないです
最近はシリアス路線ですね
疫病神の続きがよみたいです
桑原、二宮にあいたいです