今日も元気で頑張るニャン

家族になった保護猫たちの日常を綴りながら、ノラ猫たちとの共存を模索するブログです。

レオとココ ~自由だったお店生活の思い出写真~

2023年11月20日 | レオ(テンチビ)とココ
年をとると後ろを振り返ってばかりですみません。
店はまだ閉店セールの最中ですが、はっきり言ってもう伽藍洞です。
今はケージの中にいるレオとココだけど、自由気ままに過ごしていた看板猫時代を忘れまい。
あのときのあの表情が、2匹の本来の姿なのだから。

暑い夏、スタッフルーム前の通路でだれる2匹

ノラが保護された話はSNSやネット上に溢れている。
過酷な外生活から安全で食べ物に不自由しない家中生活へ。
とりあえず、まずはケージの中で。
よかったよかった、ありがとうとコメント欄。自分もそう思う。
でもそのノラ自身にとっては、まさに猫生が終わったような大変な異変なんだな。

店裏駐車場脇の草むらで過ごす2匹

自由に走り回っていた暮らしから突然狭い檻の中へ。
ココレオだけじゃない。モドキもダイフクもヒョウも、どんなノラもみなそうだ。
彼らの胸中、慮ることを忘れまい。
里親さんへの譲渡もしかり。どんなブログでも「幸せになりに行く」と書く。
でも、当の猫たちにとってはまさに驚天動地。
ようやく信頼関係を築いた保護者、そして安住の地から再び引き剥がされるのだ。
里親さん宅に到着したときのハリーのあの恐怖と絶望に満ちた顔を、忘れまい。

初めは怖かったモドキだけど・・(床下から遠目に挨拶する2匹)

そのハリーだって、半年後には里親さん宅の中心になって家猫生活を満喫していた。
保護されていい里親さんが見つかることが、ノラにとって幸せへの道であることは間違いない。
数多いるノラの中で、何と恵まれたノラなんだろうと思う。
人間はみなそう思う。しかし当のノラ自身にとっては、先の見えない苦難の連続。
今、わが家の保護部屋にいる猫たちはみな、まさに苦難の最中なのです。
だからココレオだけでなくモドキもダイフクもヒョウも、自由だった昔の姿を忘れまい。

お花屋さんの看板猫としてとても優秀だったレオ

外猫の数だけケージを購入し、捕獲機まで購入して捕獲した猫たち。(ココは網)
これまでのようにお友達になってから家にお迎えした子たちとはまったく違う。
シャーシャー言って攻撃してくる彼らと、どのようにしてお友達になるのか。
猫にとっても試練だけど、保護者にとっても試練です。
猫というのは変わり身の早い動物。人間のように後を引かない。
一見、早くもケージ生活に慣れてきたような保護部屋の猫たち。
でも彼らの真の姿、自由だった昔の姿を忘れまい。
そのための思い出写真、数には事欠きません。

雨の日はレジ外台で看板猫兼雨宿り


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