塩野七生氏の解説による「マリオ・モニチェッリ作品上映会」に行って来ました(2011.11.18)
2011年11月18日(金) 私は初めて塩野七生氏の姿をこの目で見ました
イタリア文化会館アニェッリホールで行われた「マリオ・モニチェッリ作品上映会」(2011年11月18日~20日)に先立ち 映画の解説をするため この日ゲストとして招かれていらしたのです
解説は30分の予定が大幅にオーバーしつつも 氏独特の痛快なイタリアンコメディー映画評を聞きました
イタリア文化会館アニエッリ・ホールはパイプ椅子まで出される満員状態 それもそうでしょう~ 「ローマ人の物語」等の著作で有名な 日本におけるイタリア紹介の第一人者として有名な方なのですから 申し込みもあっという間にいっぱいになってしまったようですし…
氏はまず マリオ・モニチェッリ監督(故人)と知り合ったのは2,3年前で 電話をかけたら本人が出たことにまず驚いた程の大物だとのこと
自己批判能力というのは大切で それはバランス感覚につながるからとのこと それがコメディー映画の特色で まずもって喜劇と悲劇は裏と表 権威を壊すのが喜劇であり 喜劇は大人のものであり素直な子どものものではないのだそうです
イギリス人のユーモアは自分たちの間で笑っているが イタリア人のユーモアは自分たちを笑っているのだとのこと
また 寄り集まれば2つに分かれるイタリア人だが ナポリ人とトスカーナ人はなぜか4つに割れてしまうそうです(笑)
マリオ・モニチェッリのこの日上映された作品は 「そのへんでたむろしているいつもの顔ぶれ」 という意味のタイトルで 邦訳は「いつもの見知らぬ男たち」(i soliti ignoti)です
これはなさけないドロボーの話で 人生について等の重いテーマをお望みの方はぜひ 朝日新聞主催のイタリア映画祭の方にどうぞ ゼッタイに役に立たないコメディー映画ですよ とのことでした(笑) ←それでも見てみると 「盗むよりは真面目に働け」というメッセージが伝わりましたが…
この他 長年の地位に堕落ではなく「ゆるむ」貴族等についてのお話に 終了後にイタリア大使が祝辞を述べられて イタリアを知り尽くした塩野さんであれば何を言われても的を得ているようなことをおっしゃっておりました(;^_^A
塩野七生さんのお顔を拝見するのも一生一度のことかもしれません… 映画ではよく笑いました!! 特にイタリア人は楽しんで観ていました トト マストロヤンニ クラウディア・カルディナ―レ等大物俳優がおマヌケなドロボー役に徹していて 102分もの長い映画が退屈せずに見られました!!
会場を出るともうそこにはすでに 22日から始まる「ウフィツィ・ヴァーチャル・ミュージアム展」の入り口の装飾がすっかり出来上がっており 夜の闇にライトを浴びて私たちを待っておりました…
詳細はこちら:
2011年11月18日(金) 私は初めて塩野七生氏の姿をこの目で見ました
イタリア文化会館アニェッリホールで行われた「マリオ・モニチェッリ作品上映会」(2011年11月18日~20日)に先立ち 映画の解説をするため この日ゲストとして招かれていらしたのです
解説は30分の予定が大幅にオーバーしつつも 氏独特の痛快なイタリアンコメディー映画評を聞きました
イタリア文化会館アニエッリ・ホールはパイプ椅子まで出される満員状態 それもそうでしょう~ 「ローマ人の物語」等の著作で有名な 日本におけるイタリア紹介の第一人者として有名な方なのですから 申し込みもあっという間にいっぱいになってしまったようですし…
氏はまず マリオ・モニチェッリ監督(故人)と知り合ったのは2,3年前で 電話をかけたら本人が出たことにまず驚いた程の大物だとのこと
自己批判能力というのは大切で それはバランス感覚につながるからとのこと それがコメディー映画の特色で まずもって喜劇と悲劇は裏と表 権威を壊すのが喜劇であり 喜劇は大人のものであり素直な子どものものではないのだそうです
イギリス人のユーモアは自分たちの間で笑っているが イタリア人のユーモアは自分たちを笑っているのだとのこと
また 寄り集まれば2つに分かれるイタリア人だが ナポリ人とトスカーナ人はなぜか4つに割れてしまうそうです(笑)
マリオ・モニチェッリのこの日上映された作品は 「そのへんでたむろしているいつもの顔ぶれ」 という意味のタイトルで 邦訳は「いつもの見知らぬ男たち」(i soliti ignoti)です
これはなさけないドロボーの話で 人生について等の重いテーマをお望みの方はぜひ 朝日新聞主催のイタリア映画祭の方にどうぞ ゼッタイに役に立たないコメディー映画ですよ とのことでした(笑) ←それでも見てみると 「盗むよりは真面目に働け」というメッセージが伝わりましたが…
この他 長年の地位に堕落ではなく「ゆるむ」貴族等についてのお話に 終了後にイタリア大使が祝辞を述べられて イタリアを知り尽くした塩野さんであれば何を言われても的を得ているようなことをおっしゃっておりました(;^_^A
塩野七生さんのお顔を拝見するのも一生一度のことかもしれません… 映画ではよく笑いました!! 特にイタリア人は楽しんで観ていました トト マストロヤンニ クラウディア・カルディナ―レ等大物俳優がおマヌケなドロボー役に徹していて 102分もの長い映画が退屈せずに見られました!!
会場を出るともうそこにはすでに 22日から始まる「ウフィツィ・ヴァーチャル・ミュージアム展」の入り口の装飾がすっかり出来上がっており 夜の闇にライトを浴びて私たちを待っておりました…
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