「レオナルド・ダ・ヴィンチ展 天才の肖像」に行ってきました(2013.5.17)
この金曜日に ようやく東京都美術館で開催中のダ・ヴィンチ展に行ってきました
とてもよい天気で 遠足や修学旅行の団体が上野公園を賑わせ ラファエロ展(6/2まで開催)を右に見ながら今日は東京都美術館へと
他にもいろいろな展覧会が開催中です
今回の「レオナルド・ダ・ヴィンチ展 天才の肖像」は ミラノのアンブロージアナ図書館・絵画館所蔵の「音楽家の肖像」(友人の音楽家を描いたといわれますが 彼の唯一の男性肖像画です) そして「アトランティス手稿」から22葉が展示されていました
今回の観覧前に すでに入手していた都美術館発行の新聞(フォトアルバム参照)でアトランティス手稿について読んでいたので割と把握しやすかったのですが それにしてもダ・ヴィンチのあくなき探求心 知識欲には驚かされます 本当に天才としか言うほかありません
「永久機関」と呼ばれる 永遠に動き続ける(慣性によって)装置や 幾何学的周作 円積問題に関する素描 歯車の素描 それに星形要塞や仮設橋のための素描 カタパルトの素描等々…ナポレオンがパリに持ち去りのちにミラノに返還されたとありますが 紙の端々に描かれた様々なスケッチが 彼の好奇心と とめどなく溢れるアイディアを表しているかのようです
また 彼の弟子たちが彼の代表作を模写した絵や マルコ・ポーロがラテン語およびヴェネツィア方言で書いた「東方見聞録」の大きな本も展示されていたので驚きました また デューラーの絵もありました
レオナルド以前と レオナルド以降に分かれていたため 彼がどれだけ大きな存在だったかもよくわかります
「レオナルドとレオナルデスキ」と呼ばれる展示では レオナルド派の画家による「聖家族と洗礼者聖ヨハネ」「幼子イエスと子羊」もありました ダ・ヴィンチの絵と微妙に差があるようです
最後に出たところには 「チェーザレ 破壊の創造者」を描かれた惣領冬実氏の描き下ろしによる ルネッサンス時代の著名な人々の絵が飾られていたのは驚きました
すごく綺麗で ちょうど今受けているイタリア語セミナー「ラファエロの世界」にも登場しているユリウス2世やレオ10世そしてラファエロ ミケランジェロ ダ・ヴィンチも揃い踏みでした!! グッズコーナーにも 今回のダ・ヴィンチ展とタイアップしたものが色々置いてありました これは知らなかった~
手稿は 計算され完成された作品とは違い 新しいアイディアが生まれる瞬間をすくい取った瞬間を閉じ込めたものともいえるので それが時代を超えて我々が目にすることができるのも素晴らしいことですね
いや 行ってよかったです!!
展覧会は こちら (2013.4.23~6.30@東京都美術館/上野)
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