日伊文化交流会

サークル「日伊文化交流会」は板橋区で生まれ、元東都生協登録サークルとしてイタリア好きの人たちが集まり楽しく活動しています

巨匠たちのクレパス画展(Cray-pas art)に行ってきました(2018.8.29)@東郷青児記念損保ジャパン日本興亜美術館

2018年08月29日 | 美術館・博物館
巨匠たちのクレパス画展(Cray-pas art)に行ってきました(2018.8.29)@東郷青児記念損保ジャパン日本興亜美術館




この日は高円寺のピァッツァイタリアの「ナポリ・サン・セヴェーロ」のセミナーのあと クラブツーリズムの「世界遺産・日本遺産講座3」に行き 歩いてすぐそこの東郷青児記念損保ジャパン美術館で開催中の「巨匠たちのクレパス画展(Cray-pas art)」(2018.7.14~9.9)に行ってきました3連チャン!!

自由画運動」を起こした画家 山本 鼎がクレパス開発と普及にも関わり 大正・昭和の時代に日本画壇で活躍された巨匠たちから 現代の作家までの作品が展示されており だんだんと部屋を進むごとに技法が優れてきて 私は特に人物画が気に入りました♡ 
油絵かと見まごうほどの作品もあり また 油絵具のように固まりをキャンバスに直接乗せる技法でクレパスを使っている風景画もとても気に入りました

パステルの技法は色々あり 重色 混色 こする マスキング ステンシル 盛り上げ スクラッチなど... 本当に油絵のような技法もありました 
人物画でうつむき加減のすてきな女性の横顔が気に入りましたが あの影のつけかたは ひっかいて地の肌色を出したのかな?と まじまじ眺めてしまいました~

岡本太郎等の有名な画家たちも描いていたクレパス画に遭遇し クレパスの歴史を知り 自分も幼い頃使って描いていたクレパス画を思い出して とてもなつかしかった...
おばあちゃんが連れて行ってくれた近所の駄菓子屋さんで お菓子じゃなくて画用紙とクレパスをねだってたという幼い頃の私...覚えてますよ~クレパス( *´艸`) いつもお絵かきばかりしていた子どもでした!!

このクレパス(オイルパステル)大正14年に生まれ(最初は輸入し、のちに国産) 学校教材として普及して 固形の棒状の油絵具のようなものでしたが 最初は 夏用・冬用と分けたのですって 
これはクレパスが夏には高温で柔らかくなるためなのですが返品が相次ぎ ようやく年間通して使えるクレパスが開発されたという話を知りました 当時の苦労がしのばれました

それまでは 小学校の図画の時間では色鉛筆を使っており よく芯が折れるので先生が鉛筆削りのため忙しくて指導ができない等の難点があり クレヨンが開発されましたが 硬くて線を描くくらいで やがてクレヨンとパステルの良さを兼ね備えたクレパスが創られたのですね 

画家たちも下絵の時にクレパスを使い 水もはじくので 水彩とのコラボレーションもできて面白く 様々な使い方ができたのですね

そのクレパスはサクラクレパスの商標名だったため かの「神田川」の歌詞にも使われているのですが 「クレパスをクレヨンに変えたら紅白に」という申し出を断ったというエピソードがあったそうで その手紙も展示されてました ← 「神田川」は中学生の時に大好きだった曲でした~

美術館のフォト・スポット

そして なんと700色のグラデーション豊かなクレパスセットや 地方限定のクレパス等も展示されており ミュージアムショップにもクレパス等が売っていて...しばし思い出にひたってしまいました 絵を描いていたあの頃の私...

そう 最後に画材を買ったのは 2010年のサークル主催の「ヴェネツィアのミニマスク講座」で マスクの着色の為のアクリル絵の具セットでしたかね...
私だったら 使ったことのない 見たこともない色のクレパスを選んだかもね...しばしうっとり💛

  
巨匠たちのクレパス画展(Cray-pas art)」は こちら 9.9までです!




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