日伊文化交流会

サークル「日伊文化交流会」は板橋区で生まれ、元東都生協登録サークルとしてイタリア好きの人たちが集まり楽しく活動しています

レオパルディ(Il giovane favoloso)を観ました(2021.6.17~7.18)@イタリア映画祭

2021年06月23日 | イタリア映画・映画

レオパルディ(Il giovane favoloso)を観ました@イタリア映画祭2021

 

イタリア映画祭2021のオンライン上映過去作で マリオ・マルトーネ監督の「レオパルディ(Il giovane favoloso)」(2014年)を観ました 過去作で観た第1本目です💖

19世紀の大詩人 ジャコモ・レオパルディの生涯を描いた長編です 

 

作品紹介:

幼い頃から神童ぶりを発揮するジャコモだが 身体に障害があり厭世的で 詩人として不遇な人生を送ったとされる

だが映画は 自由と愛を希求し いつまでも親友に支えられて幸せな時間を過ごした姿も色濃く映す

 

 

ジャコモ・レオパルディは1798年 マルケ州レカナーティの地方貴族(伯爵)の家に生まれました

父親は文学愛好家で教養があったものの保守的で 母親は冷たい人でした

レオパルディは幼少期を兄妹たちと楽しく過ごし その思い出が後に作品の主要なテーマとなったそうです

家には膨大な書物があり 長じて生まれた家で勉学と詩作を続けます ヘブライ語まで学びましたが

少しずつ難病の兆候が見え始め...

 

病のうえに生活費にもことかき 転地療養し フィレンツェ ローマ そしてナポリ等を転々として よい空気と自然の中で少しはよくなり まわりの人たちが助けてくれて生き延びながら 作品を生み出してゆきますが 病のためか 虚無的な作品が酷評もされます 本人は病は作品に影響しないと言い張りますが...

切ないですね コレラが流行っている時代でもあり そんな街の描写も心に刺さりました

終生独身で38歳でナポリで客死 ラストのシーンは目を見張ります

また 主人公とおなじ病で 妹の検診的な看病を受けて亡くなった正岡子規のことも思い出しました 子規庵にも行ったことがあるのです

 

イタリア映画祭2021オンライン上映 第2部(2021.6.17~7.18)は こちら

 


イタリア語ランキング

 

にほんブログ村 外国語ブログ イタリア語へ
にほんブログ村

 


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« スペイン語検定4級初受験 無... | トップ | 「わたしはダフネ(Dafne)」ロ... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

イタリア映画・映画」カテゴリの最新記事