5日の農業新聞に「2009年産の早期米販売がスタートした。今年は天候に恵まれ1等米比率が前年を上回り品質は良好。ただ、農水省が08年産の需要量を下方修正するなど市中の潤沢感が強く、JAなどから米卸への販売価格は前年を下回る厳しいスタートを余儀なくされている。
昨年は、輸入穀物の高騰で小麦製品が値上がりしたことから、米の需要が活発になり品薄感が強まった。だが、今年は「180度違う状況」(東京都内の卸売会社)だ。同省は7月末に08年産の需要量を当初の855万トンから824万トンに下方修正し、民間在庫は前年比51万トン増と発表した。景気低迷や輸入小麦の値下げが要因だ。・・・」という記事が載っていた。
この記事の中には、JA宮崎経済連・JA全農こうち・JA鹿児島経済連・JA全農とくしま等の、流通価格や考え方が掲載されていたが、のきなみ60kgで1500円以上価格を下げてしまっている。
「売りやすい価格・買ってもらえる価格」ということで、各々の産地が説明しているようだが、流通させる側としては、売れてしまえばよいのかもしれないが、生産している側としては、「生産コストギリギリの価格では、いつまでも米を作っていてもしょうがない。跡継ぎも出来のはずがない」と、米作りそのものに対して、諦めムードも出始めて来てしまっている。
経済連も全農も、いつまでも「売れてしまえばよい」という考え方にしがみ付いているのではなく、「どうしたら、産地が潤う価格での取引が出来るようになるのか」を、真剣に考える時が来ているのだろう。
なぜなら、もしも1つの産地が崩壊してしまったとしたら、それは消費地のせいではなく、その産地の農産物の流通を、一手に引き受けている組織の、ふがいない販売計画のせいなのだから・・・
昨年は、輸入穀物の高騰で小麦製品が値上がりしたことから、米の需要が活発になり品薄感が強まった。だが、今年は「180度違う状況」(東京都内の卸売会社)だ。同省は7月末に08年産の需要量を当初の855万トンから824万トンに下方修正し、民間在庫は前年比51万トン増と発表した。景気低迷や輸入小麦の値下げが要因だ。・・・」という記事が載っていた。
この記事の中には、JA宮崎経済連・JA全農こうち・JA鹿児島経済連・JA全農とくしま等の、流通価格や考え方が掲載されていたが、のきなみ60kgで1500円以上価格を下げてしまっている。
「売りやすい価格・買ってもらえる価格」ということで、各々の産地が説明しているようだが、流通させる側としては、売れてしまえばよいのかもしれないが、生産している側としては、「生産コストギリギリの価格では、いつまでも米を作っていてもしょうがない。跡継ぎも出来のはずがない」と、米作りそのものに対して、諦めムードも出始めて来てしまっている。
経済連も全農も、いつまでも「売れてしまえばよい」という考え方にしがみ付いているのではなく、「どうしたら、産地が潤う価格での取引が出来るようになるのか」を、真剣に考える時が来ているのだろう。
なぜなら、もしも1つの産地が崩壊してしまったとしたら、それは消費地のせいではなく、その産地の農産物の流通を、一手に引き受けている組織の、ふがいない販売計画のせいなのだから・・・