速報としてgooのニュースで伝えたが、日本農業新聞e農ネットに「「和食」世界遺産に ユネスコ補助機関 登録勧告 12月上旬正式決定 (2013/10/24)」という、詳しい記事が出ていた。
内容は以下の通り
政府が国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界無形文化遺産に提案した、「和食 日本人の伝統的な食文化」が登録される見通しとなった。
事前審査を行うユネスコの補助機関が登録を勧告した。
文化庁によると、これまで補助機関の登録勧告が覆されたことはなく、12月上旬にアゼルバイジャンで開かれる政府間委員会で正式に決定する予定だ。
世界無形文化遺産は遺産の保護を目的とし、政府は昨年3月に登録を申請した。
海外で和食の認知度が上がることで、食文化とともに国産農林水産物の輸出拡大にも期待が高まる。
ただ、国内では、食の多様化で日本食離れが進んでいる。
そのため、提案書では食育活動により和食を保護していくことを盛り込んだ。
学校給食や地域の行事で郷土料理を提供したり、生産者や学校が一丸となって、伝統料理や地場産品の良さを理解するためのガイドブックなどを作成したりする。
シンポジウムやセミナーでの広報活動も行う。
政府は当初、「会席料理」などを提案内容としてイメージしていた。
しかし、一部の料理に限定されることから変更し、日本人の伝統的な食文化と定義。
郷土料理などを含む幅広い和食を対象にした。
各地域でこれから食文化を振興していく上で、食材の生産者の役割も大きくなりそうだ。
菅義偉官房長官は、23日の記者会見で「登録によって日本の(食文化の)素晴らしさが世界にさらに拡大していく。風評被害にあえいでいる福島県の食物の理解につながるように努力したい」と強調した。
食に関する無形文化遺産としては、これまでにフランスの美食術やメキシコの伝統料理など4件が登録されている。
今回提案があった31件中、登録を勧告されたのは23件だった。
食に関するものでは、韓国の「キムジャン(キムチを作る習慣)」、グルジアの「伝統的な土器によるワイン作り」など和食を含め5件。
世界無形文化遺産は、世界遺産、世界記憶遺産と並ぶユネスコの遺産事業の一つ。
というもの。
嬉しい内容であるが、ちょっとムッとした内容が書かれていた。
菅義偉官房長官が「風評被害にあえいでいる福島県の食物の理解につながるように努力したい」って言っているが、「あえいでいる」って表現は嫌いだな。
原発が未だに収束できないから、そうなっているのであって、福島県のせいではないはず。
もっとふさわしい表現が無かっただろうか。