こだわり米専門店スズノブ 西島 豊造(五ツ星お米マイスター)の豊かに造ろう

様々な現実を見つめらがらも、日々を前向きに考えて進んでゆくためのブログです

確認

2018年01月26日 21時37分10秒 | Weblog


行く気持ち全開モードになっていた、今度の日曜日の秋田県角館で開催される「神代じゃんご米あきたこまちコンクール」。

なのだが今朝、身内がインフルエンザなってしまった事から、JA秋田おばこの担当者に、出席して良いかの確認を取ったところ、大事を取って欠席という事になった。

自分が今回参加したかったのは、コンクールに参加するというより、神代じゃんご米ブランドを復活させるために必要な産地情報を、一通り確認したかったからである。

堆肥を入れ過ぎて栄養過多になってしまった土壌を、何年計画でダイエットさせるか。
品質が伸び悩んでいる原因。
大粒化が出来ない原因。
食味の差が広がっている原因。
等を確認したかったのである。

その結果、今迄のブランド基準を全面的に見なおし、今の時代に合ったブランド基準に作り直す準備をしたかったのである。

であるが今回、それが出来ない。
なので、改めてブランドシートを送って、記入してもらってからだな。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

岡山の生産者

2018年01月26日 16時41分52秒 | Weblog


今日の午前中、岡山県岡山市から若い生産者が、ノーアポイントで訪ねてきたが、丁度自分がいたので、そのまま少し話した。

栽培している品種は、「コシヒカリ」「アケボノ」と飼料用米。
岡山県=「アケボノ」という発想は、あまりにも古い。
岐阜県の岐阜県立農林高校へ行った時も、岐阜県=「ハツシモ」と聞いて、相当驚いたが・・・

地元では、まだまだ支持されていとしても、消費地をターゲットにしたときには、完全に過去の品種であり、正直、誰も知らない。
そんな、時代として必要が無くなってしまっている品種を、いつまでも栽培する必要はないと思う。
希少品種と言う事で、高く取引してもらえるのなら話は別だと思う。
しかし、「作ってくれれば買い取る」という程度であるのなら、栽培するだけ無駄だと思う。

なので、「もっと高く取引できる品種に変えた方が良い」と伝えた。
そして、出来れば「ひとりぼっち農業」も、時代として限界が来ていて、将来性も見えなくなっている事も伝え、自分が常に言い続けている「地域一体で取り組むブランド米作り」をしてもらいたいとも伝えた。

減反は解除となった。
なので、自分の田んぼを、自分の考え方で使うことが出来るようになった。

しかし、もうじき種子法が廃止となり、各県の品種の存在が危なくなってくる。
種子のDNA違反となると、生産者が受けるダメージだけでなく、地域だけでなく、県全体にまでもダメージが広がる可能性がある。

それ以外にも、時代としてのトラブルは続いていく。

なので、避けられるトラブルは、始めから避けるのは当然。
巻き込まれてしまったトラブルでも、最小限の被害で回避できるように考えておく必要もある。

若いからこそ、挑戦してみたいという気持は、十分に理解できる。
しかし、「気持ちがあっても売れない」というのが現実。

その中で、自分で栽培して、全量がJA流通ではなく、一部を自分でも販売もしていきたいと考えているのなら、自分の中で、シッカリとした基準とルールを作る必要があると伝えた。
参考になるだろうと思える、各産地のリーフレットも渡した。

平成30年となり、今までとは大きく時代は変わっていく。
消えていく産地、消えていく地域、消えていく品種もあるだろう。

色々な事を勉強して、それでも自分だけでやって行きたいというのであれば、もう自分は「駄目だ」とは言わない。
地域の皆でやって行くというのであれば、5年後10年後を見据えた、発展できる地域農業を計画して、実行して欲しいというだけ。

どちらにしても、「やれるところまで、とことんガンバレ」と応援するだけだ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

確かに

2018年01月26日 15時13分39秒 | Weblog


年を越えて「新米」という言い方をしてはいけなくなると同時に、お米の情報も基本的な事については出尽くしてしまっているので、いっきにマスメディアから「お米情報」が消えてしまうものである。

しかし今年は、まだまだマスメディアからの取材申し込みや、情報提供が続いている。

が、その内容が難しい。
減反、種子法、TPP、担い手、高齢化、地域、活性化、ブランド、6次化等。

「普通の米屋が答えてしまって良いのか」と思ってしまう内容ばかり。

なので、「自分を選んだ理由や、自分の知識による答えで良いのか」と聞いてから、答えるようにしている。

自分を選んだ理由で一番多いのが、出来たブランド米を売るのではなく、1から産地ブランド米を作っている経緯と、その実績。
ブランド米の定義を、シッカリと持っていて、内容がブレない事。
個人ブランドではなく、地域ブランドを薦めている事。
米屋でありながら、農業土木の知識を持っている事。
そして、説明が解りやすいという事。
だ、そうである。

へ~っ。
いつの間にか、自分って、ずいぶん観察されていたんだなぁ。
まさか、そこまでとは、全然意識していなかった。

笑ってしまったのが、某お米屋さんに、色々と産地や品種とブランド米について質問したら、全てスズノブさんが関わって作ったお米ばっかりだった。
なら、直接、スズノブさんに聞いた方が早いし、間違いがない。
と言われた時。

そう言えば、確かに、色々な処で紹介されているお米は、自分が関わっているのが多いなぁ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする