明日は、日帰りで秋田県大曲に行くが、今までで一番辛い秋田県行きとなる。
笑い事では済まないけど、自分の中でも法律がグチャグチャになった。
今まで散々ブログなどで「主要農作物種子法」、自分は省略して「種子法」といっていたのに、昨日調べていた「種苗法」が頭の中に残っていて、先ほどの投稿で、完全に書き間違えていても、全然気がついていなかった。
法律だから、間違えは大変な事になる。
直ぐに指摘されたて、助かった。
「4月1日に廃止される主要農作物種子法に関し、流通の立場からの懸念と、予想される困難、そして出来ますれば、対策等ご指南頂ければ、有難いと思います。ご存知のように、青森県は農業県であり、「青天の霹靂」「あさゆき」等銘柄米を出荷しております。今後の米の生産にも影響する主要農作物種子法の廃止につき、ぜひ、行政、生産者、消費者への啓蒙をお願いいたします。」と、青森県総合販売戦略課HP「青森のうまいものたち」から、「マーケティング情報-消費地レポート-」寄稿を頼まれていた。
青森県総合販売戦略課 公式HP「青森のうまいものたち」http://www.umai-aomori.jpで連載している「マーケティング情報-消費地レポート」は、主に首都圏でご活躍の流通、販売及び関連業界の方々から、青森県の農林水産物に対するご意見・ご助言や食品業界全体の動向をうかがい、県内の生産者及び販売関係者等が活動の参考とすることによって、本県農林水産業界全体のレベルアップに寄与することを目的としている。
テーマとしては、青森県産農林水産物・工芸品等の生産・流通・販売・宣伝等に対する評価や改善点、関係業界のトレンドや他県の事例などからテーマを自由に設定し、ご自身の立場からご助言頂ければ幸いです。となっているが、今回自分の場合は、「主要農作物種子法の廃止」についてとなっていた。
800字~1000字と文字数は決まっているようであるが、「それ以上でもかまいません」との注記もあったことから、文字数を気にせず書き上げたところ、倍の1900文字となってしまった。
正直、やや過激な内容だと自分でも感じていることから、プロフィールや添付資料などは送らず、原稿だけを先に送って、内容の確認をお願いした。
多分、かなりの確率で書き直しとなることだろう。
昨日午後、「全国共通お米券 https://www.zenbeihan.com/okomeken/」や「ごはん彩々 http://gohansaisai.com/」で知られている「全米販 全国米穀販売事業共済協同組合 http://www.zenbeihan.com/」と打ち合わせをした。
米業界では1匹オオカミ的な存在であり、何でもかんでも1人でやっていた自分なので、自分と全米販が打ち合わせをするという事に対して、違和感を感じる人も多いと思う。
それはそうであろう、打ち合わせをお願いした自分自身が、一番違和感を感じていたのだから。
米業界に入って30年。
色々な人たちと会っていて、色々なチャンスもあった。
それらのチャンスを活かしていれば、もっと違っていたことだろうと思う。
しかし自分は、自分としての考え方を貫くために、ずっと1人で動いていた。
でもそれが、正しかったのか間違っていたのか・・・・
この数年間、ずっと葛藤をしていた。
自分が作り上げ、最も成功率が高いと評価されていた地域活性化プロジェクト「Suzunobu Project Rice」は、大半を昨年半ばに終了して、継続希望した産地とだけ続けている。
米屋の将来のためにと、自分が考えて実行しようとした「超米屋」も、組織は残っているが、立ち上げた自分がメンバーから外れてしまった。
長い年月をかけて、産地のために米屋のためにと計画していた事を、ことごとく自分が潰してしまい、「馬鹿じゃないの」と自分も思っていた。
しかし自分には、産地・地域の将来のためにと考えていた、最後にして最大の計画がある。
今回、それを現実のものとするために、米屋ではなく、お米マイスターでもなく、米・食味鑑定士でもなく、お米アドバイザーでもなく、全米販に協力をお願いしたのだ。
昨年、反応を確認したかったので、「はくぱく」にはこの計画を話していて、その時には、かなり良い反応を得ていた。
しかし、「最後にして最大の計画」と言うほどの計画なので、ビックリして引いてしまっても困ることから、事前に全米販の担当にも、少しだけ「はくばく」から情報を伝えておいてもらっていた。
本当なら、打ち合わせのために、資料を作っておくべきだったのだが、自分としては、まず担当者の反応を確認したかった。
なので、口頭だけで自分の計画と考え方を話した。
資料を作ってしまうと、その資料に沿った計画となりやすい。
スピードは上がるし、実行出来る可能性も格段に大きくなる。
しかし自分としては、ありとあらゆる可能性について、ギリギリまで柔軟に取り入れていきたいと考えている。
なので、まずは担当者の反応を確認したかった。
驚くことは確実であった。
戸惑うことも確実であった。
さらに、頭のなかが混乱してしまうことも判り切っていた。
その上で、自分の考えと全米販としての考えを付け合せたかった。
企画書や計画書の作成は、それからで充分である。
であるが、明らかに時間が足りない中での、最大の計画。
実現できるか出来ないかは、全てこれからとなる。
本当にこの計画を実現することが出来れば、全米販にも伝えたが、お米の時代は、完全に「新時代」へと変わる。